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Start up JAPAN 2024 に登壇します

今週 5.16-16 東京ビックサイトで開催される Start up JAPANに登壇します。

人生100年時代を支えるヘルステックということでお話させていただきます。
国家予算100兆円の1/3を社会保障費が占めます。
今年医師の働き方改革、来年は団塊の世代が後期高齢を迎える2025年問題。
まだ明確なプレーヤーが存在しない中でこの極めて大きな社会課題をどう解決していくのか?
一つはヘルスケアプロバイダーの生産性の向上にあり、
二つ目に新たな産業を創成することで課題をビックチャンスに変えていくということです。
①     マーケットサイズは巨大なのに、まだこの社会課題解決型のビジネスモデルのプレーヤーは存在していません。
ヘルスケアプロバイダーの生産性向上だけでなく、病院収益にかかわるPFMの向上など医療機関運営の効率化、いまだに手書きの書類に、FAXなど、人海戦術での事務処理で業務フローは昭和のままで極めて遅れています。一般に医師の労働時間の4割が事務作業と言われています。
②     なぜ巨大で無限の可能性を秘めた領域にも関わらずプレーヤーが居ないのか、Amazonでさえもヘルスケアの事業化を断念しましたが、彼らはマクロではその理由として難解な事業領域であることを挙げています。
③     我々からしたら当たり前で、ヘルスケアは保健・医療・介護からなりますが、Complicatedなものを圧倒的な現場感でpainをあぶりだし、comprehensiveなサービスとして有機的に設計するところに難しさがあると思っています。
課題の本質を理解していないのにproductやserviceを構築することはできないのは当然だと思っています。
我々はconnexion by Pubcareをスローガンとして、ヘルスケアにイノベーションを起こし、「デファクトスタンダードを創成する」をミッションとして、ヘルスケアを起点としたプラットフォームを企画運営しています。
同時にプラットフォームを活かしたヘルスケアの総合商社を目指していきます。
プラットフォームはスケールが大きすぎるので、様々な産業とオープンイノベーションで結びつきプラットフォームのネットワーク効果を追求していきます。
④     医療機関を含むヘルスケアプロバイダーがEHRとして患者情報を登録編集して、患者に質の高いPHRとして渡す。患者側は自分のPHRを自己管理し、別の医療機関やヘルスケアプロバイダーに公開することが可能で、公開された医療機関やヘルスケアプロバイダーは最新で患者解像度の高いEHRを入手することで、新たな患者情報の収集や入力といった手間から解放され、大幅に業務負担を軽減することが出来る。医療と介護が総合にリンクすることも可能であり、Pubcare内PHRとEHRのデータリッチ化からネットワーク効果でさらに利便性が増すことからexpansionを果たすことが可能になります。

解像度の高い患者サマリーの共有で業務効率化


⑤ 診療報酬においてICTでの医療連携は誘導がされています。中央省庁とも面談を繰り返していますが、厚労省のポンチ絵はまさに我々の思想に近づいてきています。そして、ここから先の領域は医療と介護の連携など横断的なこともあり、縦割りではできないのでデファクトスタンダードとして民間でやってほしいという言葉をいただいています。
⑥ そもそもこのサービスの根源は起業するためではなく、我々が2010年に複数医師の診療所を開設したときに、自院の生産性向上のために自らが構築した院内の情報共有や帳票出力システムを、日本全国で使えばもっと生産性は向上するよね、という発想から産まれました。Amazonが自社サービスをブラッシュアップし、製品レベルに仕立てて市場投入するのと同じです。その後サービスをローンチしたのですが、国が進める医療DXによる後押しが事業成立の解像度を上げました。我々はまず日本国内でAmazonですら無しえなかったヘルスケアプラットフォームを圧倒的現場感から実現し、社会実装していきます。
そして、医療現場だけでなく、他の産業ともヘルスケアがプラットフォームを通じてつながることで新たな産業の在り方が創成されていくことでしょう。

最新の患者情報をEHRとしてプライバシーに配慮された状況で共有が可能

皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

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