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一発合格一級建築士が語る建築作品VOL.36

71.伊東豊雄/台中オペラハウス


はい、三次元的で造形的な建物きました。航空写真的なつながりで平面プランが構成されています。または平面と立面の間での連続性によって構成される外壁という感じです。そこにさらに立面的な曲線を描き、くぼみをつけることで様々な座標軸上での曲面が現れています。三次元的な凹みや出っ張り、二次元的な区分けによって多様な空間構成が為されているなと感じました。

72.タトアーキテクツ/島田陽/カワニシの家/川西の住宅


内部では連続的に1階から2階へとつながっているのにも関わらず外から見ると2階部分が浮いているような印象を受けます。それは1階部分がコンクリートブロック等から構成されており、それが倉庫や車庫を想起させるような仕様になっているからだと思います。よくも悪くも上階とのつながりが感じられない点が大きいですね。内部空間的にはそのような外観とは裏腹に家庭的な雰囲気になっています。M2階的な場所をつくったり、上下の連続性をもたせながら外観において脱フロアイメージ的なものを実現している建物なのだと思いました。それを体現するのに連続的な立面をつくるのではなくあえて2階部分を浮かび上がらせているということなんだと。

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