一発合格一級建築士が語る建築作品VOL.44

87.とらや 赤坂店　内藤廣

とらや 赤坂店
内藤廣
2018年10月にリニューアルオープンした、とらや新店舗。
菓子製造場、売り場、喫茶店、ギャラリーからなる。
三階の鉄骨屋根組は先端に行くほど細くなり、軽やかな印象を与える。 pic.twitter.com/kYkC4KDwDk

— 建築の旅bot (@hatik5) May 4, 2019

モダン和な建物ってめちゃくちゃかっこいいですね。建物全体における木のイメージと瓦棒葺を想起させる勾配屋根が和なイメージを与えています。その木の見せ方がファサードをガラス張りにした先に見えているという点でモダンなイメージも与えます。なんて繊細な天井なのか。。細い鉄骨に対して天井材による横方向の印象を与えることでそのシャープさを際立たせているように感じます。しかもそこに間接照明を用いるとさらに雰囲気が増して良い感じですね。木、鉄と間接照明の相性◎

88.江戸東京博物館　設計菊竹清訓

江戸東京博物館
設計 菊竹清訓
巨大なピロティによって展示室、収蔵庫等のボリュームが持ち上げられている。大きく開いた一階部分は「江戸東京ひろば」と名付けられ、屋外空間となっている。#建築の旅 pic.twitter.com/UQW3YYfxfN

— 建築の旅bot (@hatik5) December 16, 2018

東京ビッグサイトと同じ匂いを感じますね。江戸東京博物館からは未来に夢見たSF世界への憧憬みたいなものが感じられます。宇宙戦艦ヤマト的だとも感じますねー。先端に行くほど薄くなっているのと周囲を見渡すことのできる場所が上に付いているからなのでしょうかね。このピロティからはスカイハウス的なメタボリズムという観点からその都市への適用という挑戦が感じられるような気がします。