あらあら、具合のお悪いことで。 |詩
その子の顔を思いだそうとすると花束になってしまう。まっかなバラの花束とかそんな大げさなものじゃなくて、
ブーケというか、そう、結婚式でほうり投げるようなそんなかんじの、そう、ちんまいかわいいやつ。カラフルな、いろんな明るい花でできた、ちいさなそれ。
いや彼女を別にぽーんと段の上からみんなの頭上へ放り投げたいとか、いますぐなんか、その結婚式をあげたいとか、そんなことはまったくなくて。
いつものふんいき地味めなワンピース姿、たまに長いスカートでブラウス(そういえばパンツルッ