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副業から入社!水産流通のアップデートを進める1人目UI/UXデザイナーの話

2022年1月にウーオ初のUI/UXデザイナーとして入社した久保坂さん。実は、入社前にクックパッドで勤務されながら、副業として約2年ウーオを支えてくれていました。
なぜ副業から入社を決意したのか?その謎に迫ってみました。

🎤  今どういったお仕事をされているのか聞かせてください!

私は現在「UUUO」「UUUO Sellers」のアプリケーションに関して、UI/UXデザイン業務全般を担当しています。
開発プロセスという枠組みで見ると、課題を抽出して対応策を考えるところから、アイデア出し・体験設計・UIデザイン・必要な人との合意形成を担当しています。最後ユーザーにリリースするまで、デザインの細かい調整を行っていて、最初から最後まで幅広く関わっています。

私の責任領域は、ユーザーの目線に立った提案をすることや、目的・課題・利用状況などを整理しながら、ユーザーにとってより使いやすいアプリにしていくこと、使い続けたくなる体験を作っていくことにあるので、常にそういった視点を持ちながらデザインを考えています。
チームでこういう機能を作りたい!というアイデアが出たときに、ユーザー視点で捉えて、アイデアの裏に隠れているユーザーの本質的な課題や欲求を言語化するよう心がけています。

UI/UXデザイン以外の部分では、新規で利用いただくユーザーにアプリの使い方を説明するための資料の作成や、最近ではコーポレートサイトのリニューアルも行いました。

🎤 可憐なイメージの久保坂さんとウーオの馴れ初めが想像つかなくてw 副業を決めた理由について教えてください!

今から3年前ぐらいにCPOの土谷さんに「副業で手伝ってくれませんか」と声をかけてもらったことが元々のきっかけです。

その頃はすごく魚が好きだったかと言われると、食べることは好きですけど、捌いたことも、知識も全然ないみたいな状態で。ただ聞けば聞くほど、すごく難しそうな領域だなと思う一方で、デザインで解決できることが未知数というか、いろんなことができそうだなと思いました。

あとは、ユーザーのひとりとして共感しながらサービス開発を行ってきたクックパッドとは全く異なる環境で経験を積みたいなと考えていたこともあって、副業でのジョインを決めました。

🎤 副業でジョインしてみてどうでした?

実際にデザインに関わることで難易度の高さを再認識しつつも、今まで成長してきた部分とは違う領域を伸ばせている実感がありました。

水産流通はただでさえいろんな立場の方が関わっているのに、扱う情報は複雑かつ曖昧。魚種だけ見ても何千種類もあって、サイズを表す規格も全国各地でバラバラ。さらには魚種によって必要な情報が異なるので、想定されるデザインパターンは相当数あります。
そういった複雑な情報をアプリの小さい画面に落とし込んで、説明なしでもユーザーに的確に伝わるデザインを設計することが求められます。

ただ私は元々複雑で難しい課題を紐解いて、デザインとか仕組みで解決していくのが好きなので、これはすごくやりがいのある領域だと思いました。
toBかつ自分がユーザーに近い立場ではない領域のデザインを考えていくのは自分の中で大きなチャレンジでしたし、次の成長を考えた時にぴったりな場所だなと感じたことや、よりウーオの事業にコミットしたいという思いから、正社員として入社したいと考えるようになりました。

🎤 クックパッドからウーオに転職してみて、UI/UXデザインにおいて共通点や異なる点はありますか?

今はデザイナーが1人ということもあって業務範囲は広いんですけど、感覚的な面では今までと特に変わっていないです。
「ユーザー体験を考えて、いいものを作るために動いていく」「デザインに限らずできることは全てやっていく」スタンスで、引き続き体験作り全般に関わっています。

異なっている点は、「UUUO」は水産業のプロの方に使っていただいているサービスなので、自分だけだと理解できないことが結構あります。
前職では自分自身がユーザーだったこともあって、もちろんユーザーインタビューなどはしていましたが、普段料理をするなかで感じた課題感からアイデアを生み出すことが結構自然とできていたんですよね。

なので実際に漁港や市場に行って、どういった状況でどの機能を使ってくださってるのかを確認したり、細かく課題をヒアリングしたりする機会をつくっています。
あと普段から魚の売買に関わっているウーオのセールスメンバーとも常にコミュニケーションをとって、これはユーザー視点でどう見えるのか、ユーザーはこの行動をとる時にどういったことを考えてるのかを把握しながら、体験を作るように心がけています。

🎤 入社後の印象深いエピソードを教えてください!

最近リリースした「鮮度評価」機能が記憶に新しいですね。

この機能は出品された魚の鮮度を購入者にわかりやすく伝え、期待通りの魚を購入しやすくするためのアップデートでした。
アプリを通して魚を買うという行動において、1番のハードルは、実際の魚の状態を鮮明に伝えにくく、鮮度を把握しづらいところにあるんですよね。

それをアプリ上でできるだけ的確に伝えられるようデザインしたのですが、魚によって鮮度評価の軸が微妙に異なっていることもあって、鮮度評価のパターンは10以上ありました。

私ひとりで考えていたときは、魚の鮮度は「生で食べられる」とか「加工向き」「少し匂いあり」みたいな1つの表現軸で統一できるイメージを持っていたんですけど、そもそも生で食べることのできない魚もあるということを、普段魚の卸売を行うセールスチームのメンバーに相談する中で知りました。

さらにエビだったら「生で食べられる」よりもさらに細かい鮮度表現、例えば色がどんな感じかといった情報も必要だったり、 貝類なら活かし(生きている状態)か、水揚げ直後かで受ける印象が全く変わったり・・魚種によって、ユーザーが気にするポイントがかなり違ってくるというのは、私にとって大きな発見でした。

鮮度に関する的確な表現を検討することはウーオならではの経験でしたね!
また、プロダクトチーム以外のメンバーから意見をもらいながら進めたのは前職ではあまりなかったことだったので、振り返るととても新鮮な体験でした。


鮮度評価の基準をセールスメンバーと一緒に考えていった工程↓

🎤 仕事を進めるうえで大事にしていることはなんですか?

プロダクトデザインにおいて、やっぱり見えるものがあると意見もしやすいと思うので、最初の議論を進めていくために、とにかく「なにか作ってみる」こと、素早く頭の中を可視化していくことを大事にしています

デザイナーとして技術を学ぶなかで、デザインって結局正解がないなと感じるようになりました。
なので鮮度評価をデザインした時もそうですが、最初は私の素人感覚で「とりあえずこんな感じかな」と仮で作ってみて、こんなの全然違うよって言ってもらえてから、どんどん形をつくっていくようにしています。

どれだけ順を追って事実や状況を整理したとしても、一発で正解に近いデザインを作ることって、難しいというか、ほぼ無理です。
一生懸命考えても、次の日に新鮮な目で見てみたら、なんか違う!ってなることもあります。かと思えば、デザインを起こす前に情報整理をしたけど全然分からなくて、でもとりあえず形にしてみたら納得できた!ということもあるので、まずは頭の中のものをアウトプットするようにしています。

そこから別の形や違う案が見えてきたりもするので、発散することは結構大事にしています。あんまり深く考えすぎずに、とにかくいろんなパターンを一旦出してみて、そこから収束させる「発散と収束」は、デザインを考えるなかで普段から気をつけてますね。

🎤 最後に、どんな方と一緒に働きたいかを教えてください!

スピードが求められる環境なので、ひとつの形に固執しないスタンスで、どんどんいいものに変えていける方がフィットするなと思ってます。
水産業×ITって前例があまりないからこそ、不確実なことが多いので、その不確実さを許容して、楽しみながら毎日試行錯誤できる、前向きに取り組める方と仕事をしたいですね。

スキル面に関しては、グラフィックデザインが得意とかデザインガイドラインや環境の整備の経験があるとか、UI/UXデザインスキルはありつつも、他の領域でも強みを持っている方と一緒に働きたいです。
欲張りかもしれないですけど、そういった方がジョインしてくださると、よりスピード感もって事業を成長させていけそうだなと思います。

私はプロトタイピングや、体験デザイン価値を定義しながら作っていくことが中心部分にあるので、それとは違う武器を持っていらっしゃる方と、お互いに強みを生かしながらデザイン体験を作っていきたいですね。

🎤 ありがとうございました〜!
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