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:0121 『詩集 作品は生命より重い!』の核にあるものをネタバレ

だいたいこんな内容です。


わたしのための納の儀
わたしが消えてもいいよ

つくりたいもの
なんでもつくっていいよ
あきれられたなら
やるしかないな 太陽よ

孤独が健やかにさせる
殺意が湧かないから
そんなわたしたちは
どこまでも優しくなれる

悪魔はいない世界で
名前に支配されない
あなたがあなたであればいい
どこが罪なのかわからないね

検査結果出るまえに
生まれてきちまったよ
身の上調査完了した家は
買取成約済み

だから
自由にさせてよ
トびたい
籠もりたい

悪魔との契約で
名を残せるなら
余生なんかより
ねぇもっとなにかあるでしょう

数えきれない排斥
誰の言葉だっけ
外に出るのは怖くて
ぜんぶぜんぶあいつらのせい

利用できるとこだけ
テキトーに褒められて
だからそういう話じゃないって
苦しんでどうぞ ざまあみろって

ただ強くなりたい
あの憧れをいて
どこに連れて行こうか
特別扱いしないひとのほうへ

悪魔との契約で
名を残せるなら
それで代わりになにを
得られました?

朝に怒鳴って
夜と越えて
いつまでも続けられる
生きられると思うなよ

わたしのための納の儀
わたしは生き続ける


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