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【子育て】親への憧れ


先日、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』を読み終わりましたので、
その感想を書きます。

しかし、今回も前作の『1』と同様に考えたいことがたくさんあってですね。
やっぱり感想を分けて書くことにしました。
今回はその⑦となります。



▼前回の"その⑥"はこちら。


*この先、ネタバレ注意です!

ということで、今回は

子から親への憧れ

についてです。


皆さんは、

「将来、自分の父(母)のような大人になりたい」

と思いますか?


本作で主人公家族が住む英国の街は、
裕福とは言えない労働階級の人々が多く住んでいます。

もちろん家庭環境は様々ですが、中には厳しい人生を歩んできた大人も少なくありません。


そんな街で、主人公は大人たちから何度も耳にします。

「俺みたいにはなるなよ。」

「大人になってこんなに苦労したいの?」


もちろんこの言葉を口にした大人たちは、好きでこんなことを子どもに言っているわけではないと思います。

ただ、本当に自分のような大人にはなってほしくない。

本当にそれだけなんです。


ですが、たとえそれが子どもを思いやる気持ちから来る言葉だとしても、これは悲しい言葉です。



子どもの世界は狭いものです。

だからこそ、子どもはその狭い世界で出会った大人たちのイメージを"世の中の大人"として認識します。


「自分のようになるな」

こう言われて育った子どもが、
どうして未来に希望なんて抱けるでしょうか。


未来は誰にもわかりません。

大人たちだって好きで辛い経験を選んだのではないでしょうし、これから何かのきっかけで莫大な幸福を手にする可能性だってもちろんあります。


しかし、
一人の子どもの世界に含まれている大人として、

「あんな大人になりたい」

と子どもに思ってもらえるような大人でいたいものです。


子どもが自分の子ならば尚更ですよね。


間違っても
「自分のようにはなるな」なんてことを言わなくて良い人生を生きたいものです。



私は
「私の父のような人間になりたい」

と思っています。

このように思えるのはとても幸運なことです。

ですから私も、父が作ってくれたこの流れを止めないように

「お父さんのような大人になりたい」

と子どもに思ってもらえる大人になりたいと思っています。


皆さんは、
子どもに「自分のようになりたい」と思ってもらえる自信はありますか?

子どもに憧れられる大人になる


これはシンプルですが、案外難しい目標なのかもしれません。


ちょっと心に余裕があるときは、この指標を持ってみてはいかがですか?




今回もお読みいただきありがとうございました。


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