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新型肺炎がインバウンドを直撃。影響はどのくらいになる? 週刊インバウンドニュースマガジン2月1週号

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新型肺炎の流行がインバウンドマーケットを直撃。2月の就航便25%がキャンセル?

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ここ数週間の間、インバウンド業界のみならず日本中、世界中で大きな話題となっているのが、新型肺炎の流行です。

発生・流行・日本での感染が発見され、市場への具体的な影響も見えてきました。

訪日客を主要顧客とする小売店やメーカーでは、業績にダイレクトな影響が出ており、三越伊勢丹ホールディングに関しては、営業利益予想を従来のおよそ半分にあたる70億円に引き下げています。

さらに、日中間を結ぶ就航便に関しては、JAL2月便が1月31日時点で25%キャンセルが出ているという話もあります。

また、日本ではありませんが、中国人旅行者が多数訪れるマカオでは、なんと8割以上の旅行者減少を記録しているそうです。

訪日業界への影響が出てくるのはまだまだこれからだと言えるでしょう。

こうした中、政府ではインバウンド関係の中小事業者向け相談窓口を開設しました。支援策の紹介や、経営助言を受けられるとのこと。

今後の業績変化が予測される方は、ぜひご相談されることをオススメします。

新型肺炎の流行は、世界経済全体へはそこまで深刻は影響は与えないかもしれません。しかし訪日業界にとって中国は、訪日客数1位の主要顧客層です。

2019年に客数2位の韓国人旅行者が激減した日本のインバウンドマーケットにとっては、さらなる追い打ちとなることは間違いないでしょう。

中国を主要顧客としていない地域・企業であっても、新型肺炎の流行が「世界のアジア離れ」を引き起こす可能性もあります。この問題は業界が一丸となって取り組む課題であると言えるでしょう。

先週からは、中国の方々への差別的な言動や対応も、メディア上で散見されるようになりました。安全対策に取り組む、現状の正しい情報発信を行う、現在来てくださっている旅行者を十分にもてなす。こういった当たり前の行動の積み重ねで、難局を乗り切っていきましょう。

最後に、やはりいくつかの国が需要の大半を占めている状況は、このような突発的リスクに対して脆弱です。複数の国々からの旅行者をバランス良く受け入れていけるよう、多方面的な受け入れ体制整備とPRが引き続き重要になってくるでしょう。

成田の滑走路延伸と新設に正式許可。首都圏発着回数が100万回に到達見込み

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1月31日、成田空港の滑走路延伸と新設に関して正式な許可が出されました。

これにより将来的に成田・羽田からの年間発着数は100万回を超えることになり、世界の主要空港と肩を並べる規模になります。

政府目標の訪日客4000万人(2020年)、6000万人(2030年)を達成するためには欠かせない、訪日入り口の拡大です。

※ただし、延伸される滑走路の運用開始時期は2028年末と、まだ先の話のようです。

ちなみに、2019年に成田空港を利用した旅行者は、6年連続最高記録更新の4434万4739人(前年比4%増)です。

就航回数が増えるに伴って、空港でのその他の受入能力の強化も必要になります。

これに関して、1月10日、赤羽国交大臣は記者会見で成田を含む国内空港の機能強化に言及。今年は成田に関しては管制機能の高度化などが予定されているとのことです。

1月31日には、国土交通省から1.人材確保・教育、2.生産性の向上、3.業界の構造改善の3つを柱とするアクションプランも公開されています。

空港機能強化に関する重点項目=現状の課題でもありますので、ビジネスチャンスを探る意味でも、ぜひ下記リンクをご覧ください!

【募集中】「 第3回 日本路線誘致促進フォーラム 」参加募集(締切:2020/1/30)

MATCHAが訪日観光客への「地域ビジネス」デジタル対応セミナーを開催

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申込みはこちら!


訪日観光メディア「MATCHA」は、Google によるデジタルスキルトレーニングプログラム「Grow with Google*」のパートナーとして、熊本県・福岡県・神奈川県・東京都近郊の事業者を対象に、デジタルスキル向上セミナーを開催いたします。

Grow with Google の「いますぐはじめる観光のデジタル化」のトレーニングをセミナー形式で無償提供することで、上記4都県近郊の観光ビジネスにおける生産性の向上に寄与して参ります。


また、弊社のインバウンド戦略部統括マネージャーで、「くまモン共有空間拡大ラボ(くまラボ)」の第3期フェロー(研究員)を務めるカオが、訪日観光メディア「MATCHA」の取組み事例をもとにインバウンド市場のアプローチの仕方やトレンドなどをご紹介いたします。


セミナー概要
■セミナータイトル:訪日観光客への「地域ビジネス」デジタル対応セミナー

■主催:株式会社MATCHA 協力:Grow with Google 
■日時:
1・熊本開催・2020年2月18日(火) 15:00~18:00 受付開始(14:30)
2・福岡開催・2020年2月19日(水) 15:00~18:00 受付開始(14:30)
3・横浜開催・2020年2月26日(水) 15:00~18:00 受付開始(14:30)

■場所:
1・熊本開催 未来会議室 EVENT BOX
住所:熊本県熊本市中央区下通1丁目12−27 CORE21下通ビル


2・福岡開催 リファレンス大博多ビル貸会議室 1108
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目20-1大博多ビル11F・12F

3・横浜開催 アットビジネスセンター横浜西口駅前 603号室
住所:神奈川県横浜市西区北幸1丁目8−4

■参加費:無料

■参加対象:
・地域、自治体、企業のインバウンド担当者
・店舗、施設などのインバウンド担当者
・地域、自治体、企業の海外戦略部門担当者
※メディア関係者の方のご参加はご遠慮しております。

■募集人数:各開催50名 ※応募多数の場合は抽選となります

■申込み方法:下記フォームよりご申込みください

■申込み期限:各開催日の3営業日前

■注意事項:
※各開催ともコンテンツ内容は同様となります。
※講演内容は変更になる可能性もございます。
※ご応募の前に、必ず参加対象者の欄をご確認ください。
※参加者多数の場合は抽選とさせていただきます。セミナー開催一週間前をメドに当落選のご連絡をさせていただきます。
※ご当選者のメールはそのまま参加者票となります。当日は携帯画面もしくはプリントアウトしたものをご提示ください。

申込みはこちら!
プログラム詳細はこちら!

その他の気になるニュース紹介

4年間で訪日客数が15倍になったイスラエル。富裕層マーケティングという観点でも要注目。

2019年のクルーズ船寄港回数は昨年比減少。理由は中国への配船減少だが、欧米客向けは増加。利用者多様化と寄港地分散傾向にあり、地域活性の観点ではむしろ有望か。

都会と違い観光資源が分散している地方では、免税機能・観光案内所機能などを果たせるスポットの効率的設置が課題。コンビニはその代替となりうる施設のひとつ。

あとがき

先週は本メルマガの担当者が体調を崩し配信をお休みさせていただきました。

幸いなことにインフルエンザでも新型肺炎でもなく、数日で復帰することができましたが、その間に全世界的に新型肺炎が大きく流行していました。

MATCHAには海外出身のメンバーが多数在籍しているのですが、彼らの話を聞くと、日本と海外での新型肺炎に関する温度差を感じます。

たとえば2003年に流行したSARSの影響が大きかった台湾などでは、現在体感で8割以上の方が日常的にマスクをつけているそうです。※個人の感想です。

日本でも十分新型肺炎を警戒している気もしますが、彼らからすると日本人はあまりにも楽観的に映るようです。

旅行者が安心して観光・滞在するためには、マスクの装着のようなわかりやすい安全対策が必要かもしれません。

一方で、日本よりさらに警戒感の薄い地域の旅行者からすれば、極端な安全対策は逆に不安を煽る可能性もあり、そのバランスには注意を要します。

いずれにせよ、この問題はおそらく春までは継続すると予測されています。本メルマガでは引き続き、役立つ情報やインバウンドへの影響をお届けしてまいります。

今週もお読みいただきありがとうございました。

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