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次男が仕事帰りの昼間、ふらっとやってきた。
何ということもない話をし、昨夜の残り物を食べさせる。
美味しいとも不味いとも言わず、平らげる。
息子がお腹いっぱいになると安心する。

ほんのわずかな滞在時間。
大きなリュックを背負って自転車で帰っていった。
見えなくなるまで手を振るが、こちらを一度も振り返ることなく消えていった。
外はポカポカして気持ちいい。春だ。

次男の帰った後、部屋の床には次男の足跡が残っていた。
汗で湿っていたんだろう。今日も働いたんだろう。
ベランダから空を見る。鳥が飛んで飛行機も飛んでお日様もあったかい。いい感じだ。

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