雨でも明るく過ごす
今日も雨が降る。梅雨だから青空は期待できないが、こうも続くと心も晴れない。こんなことが昨日あった。
デマンド交通で2名の高齢者が俵山温泉バス停で降りた。当法人は俵山地区の交通空白地有償運送を担い、平日は1日3~6便ほど走る。利用者の大半は、自宅から最寄りのバス停まで。路線バスで病院や商業施設に向かうためだ。
1時間経ったころ、事務所に電話がかかった。
雨は降り続いていた。1時間降水量が30mmを超えるようなレベルではない。災害情報は無く、どうしたものかとバス会社のホームページにアクセス。
長門市街地に向かうバスは下関からやってくる。路線バスとしては相当に長い距離を走る。運行情報はバス停にいる乗客に届かない。雪が積もる冬なら遅れる想像がつくのだが。
迎えに行くともう一人のデマンド利用者はいなかった。知人の車で市街地に降りたという。電話をくれた利用者はバス停で1時間以上待たされていた。
運行情報はバス停の時刻表にQRコードで案内がある。スマホカメラで読みとりアクセスを促しているが、高齢者にその操作は難しい。情報が流れる電子掲示板は、複数のバス会社が使う長門市駅バス停にあるが、俵山地区内はない。その時に居合わせたバス待ちの誰かがバス会社に電話をかける他に手段はなかった。
そして今日も雨が降る。
県内各地で避難勧告(レベル4)が発令された。雨が降っても病院に通わなければならない。今日もバス停までひとりの通院者を送迎。
里山ステーションの前を流れるのは木屋川。朝のうち深い緑を見せていたが、昼前から茶色に変わり、怒っているような白い水しぶきの突起が現れた。
話はかわる。
安藤広重のドラマ「広重ぶるう」が再放送されている。広重の妻、加代の言葉にグッときた。
良いことと悪いことは同時に起きている。悪いことばかりじゃない。雨が降れば傘が売れる。雨が降れば田畑は潤う。雨が降れば枯渇した貯水池が満たされる。雨が降れば・・・。
広重に関するこのnoteがおもしろかった
そうだったんですね。拙者は安藤広重で教え込まれた世代。
大阪浮世絵美術館、広重の企画展やってる、行ってみたくなりました。
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