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信頼貯金を貯めるため、新人はつべこべ言わず常駐した方が良いという話

今の会社の社長と出会ってはじめてくらいに、社長の口から「信頼貯金」という言葉が出てきて、いい言葉だなと思ってそれから結構いろんなところで使っている。そしてこの考え方がないまま、やりたいことだけ主張して爆散する多くの若きサラリーマンがいるように思うので考え方を書いてみる。

社長と話している時、信頼貯金がどういう文脈で出てきたのかについて、具体的なことはあまり覚えていないのであるが、転職した直後のことだった。
まだ当時今よりもさらに色々整っていないベンチャー企業だったので、やることはそこかしこに転がっているのであるが、その中でいきなり問題の中核というか、大規模な改革をやろうとしても周囲(既存のメンバー)がついて来れないであろう、という話になったと記憶している。

何かを変える、ということは基本的には負担である。変えた先にどんなに素晴らしい世界が待っていたとしても、今ここにあるやり慣れた方法を変える、というのは多くの人間にとって苦痛以外の何物でもない。
それを転職したばかりの人間、外からやってきた人間に、「こっちの方が便利なんでやってください」と言われたとしても、ていうかマジでお前誰?
と言われて何も進まないわけだ。

人は無意識に外の人、内の人をかなりしっかりと識別している。

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