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お勧めは分身

人から勧められたものは、大抵読むことにしている。
小説、ビジネス書、JBpressの記事のひとつ、
その他何でも。

大抵の人は、
「本は読む?」とか「小説好き?」とか
そんな前置きを置く。
それに対して、
「読むけど最近はあんまり」とか
「小説はミステリーが好き」とか
「伊坂幸太郎は面白い」とか
そんなことを返す。
そうすると、
勧められる本はミステリーでもなく伊坂幸太郎でもなく、歴史物の冒険譚であったりする。
人は、いろんな前置きをしながらも
勧めると決めたものは8割方勧めてくるものだ。

人に勧めるほど面白いものなのだから、と
どんなジャンルでも読んでみる。
例えそれが好みでなく面白くなかったとしても
勧めてくれたその人を知るのに役立つ。
こういうのが好きなのか、ととても興味深い。

勧めてくれたものによっては、
私の書いたものを気に入ってくれるかもしれないと思うことがある。
そして、ついついこのnoteの存在を教えたくなる。
でも、それによって私の知らなくていい面まで知らせてしまうことになると考える。
だから、すんでのところで思い留まることが出来ている。

いろんな読み物を勧められるがまま勧められて
「実は私も書いているのだよ」
と、中々言えないままだ。

いつか、お礼に私のお勧めを教えるよ。
そんな風に私の分身たる文章を勧める日が来たりするのだろうか。

気に入ってもらえるとうれしいけど。

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