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笑顔

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オーストラリアにいた時、笑っていない時期があった
笑えない時期と言った方がいいのかもしれない。
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帰国後に待ち受ける期待、
オーストラリアでの闘いの日々、
自己嫌悪に苛まれ、周りの仲間に不信感をぶつける
英語が日常生活で困らない程度に話せるようになっても
こういう瞬間は何度も訪れた。
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いくら、”to put on a smile” (笑顔を作る)といっても
それはあくまで ”A smile” を乗せただけ。
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ここで言いたいのは、
「笑顔の絶えない日々」とか
「辛い時こそ笑え」は僕には有り得ないことだった。
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辛い時は辛い顔をした。寂しい時は寂しい顔をしてた。
そうすることでしか乗り越えられなかった。
その時の感情に素直でいることは、人間でいる証だ。

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今思えば、そのときのことも肯定できる。
今思えば、だけど。