死の幸福。

美味しいもの食べたり、趣味をやったりして
ときどきの楽しさや平穏を感じて
それを生きがいに頑張って生きても
それはほんの、ひとときの幸せ
不条理、不整合の毎日を耐え
一日一日が消えゆくことを見つめ

そして、天罰が下る。

無慈悲に、脱け殻の運を絶え
唯一の平穏さえ侵しゆくのを見つめ
苦しい、不幸から自分を解放してほしい

いっそ、なにも感じない世界へいきたい。

死んでしまえばなにもなくなる
これから得るだろう幸福すら差し出して
最期に、なにも感じない幸福を手に入れる。





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