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茹でガエル理論をうつ病に当てはめてみる

どうも、しま子です。

最近よく耳にする「茹でガエル理論」を知っていますか?

茹でガエル理論とは、簡単にいうと急激な変化には異変を感じるけど、じわじわと感じる変化には気づきにくいよねというビジネスなんかでもよく使われている理論なんだそうです。

私は、この話を聞いた時に「うつ病になる過程にも通づるものがある」と思ったので今回のネタにします。

茹でガエル理論とは?

まず改めて茹でガエル理論を詳しく説明すると、こんな感じです。

あらかじめ沸騰したお湯の中にカエルを入れると、熱さに驚いてカエルはすぐに鍋から飛び出しますが、水から徐々に温度を上げていくとカエルは気づかないうちに茹でガエルになってしまうというお話。

これは、アメリカの思想家グレゴリー・ベイトソンが発表した寓話で日本では「組織論」というビジネス書の中で取り上げられたことをきっかけに広まりました。

寓話の意味を要約すると、危険が迫っていてもその変化が緩やかであれば気づかずいつの間にか危機的状況に陥っているというものです。

しかし、このカエルの寓話を実証してみたところ、熱湯に入れられたカエルは逃げ出すことなくすぐに死んでしまい、水から温度を上げたカエルは途中で逃げ出すそうなので現実的にはあり得ない話らしいです 笑

ただ、実際にはあり得ない話でも「人間にとっても慣れというものは恐ろしいんだぞ」ということを教えるには、非常にわかりやすい寓話ですよね。

茹でガエル理論をうつ病に当てはめてみる

さて、茹でガエルになる過程とうつ病になる過程を比べてみると非常に似ていたので解説しますね。

うつ病というものは、本人や周りが気がつかないうちに進行していて気づいた時には重症になっていることも多いです。

また、ストレスが慢性的に続くと感覚が麻痺して、それが普通だと思ってしまうところも茹でガエルとよく似ています。

うつ病は、突然発症するわけではなく生活習慣病のように徐々に進行していくので、まさに水から茹でられるカエルのように全く気づかない人もいます。

そう考えると、茹でガエル理論はうつ病のために作られた寓話のようです。

確かに、人間も突然の環境の変化やストレスには「なんだこれ!聞いてないぞ」とすぐに不快感をあらわにしますが、仕事が徐々に忙しくなったり些細なストレスには鈍感だったりするとつい我慢してしまいますよね。

しかも、鍋となる環境からは仕事や家族の関係で簡単に逃げられない状況である場合が多いので、ストレスからの逃げ場もない。

つまり、ストレスに気づいていても逃げ出せない状況下にある人も多いのが現実です。

本当は、茹でガエル(うつ病)になってしまう前に、逃げたり自分を守ってあげたりすればいいのですが、周りや環境がそうはさせてくれない場合が多いのです。

最後に

今回は、茹でガエル理論とうつ病が似ているというお話でした。

ストレスや生きづらさの多い日本ですが、些細なストレスをバカにせず自分がいかに快適に過ごせるかを日々考えていきたいものです。

そのためには、自分がどんなことにストレスを感じているのかを考えるのもおすすめです。

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