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『トーキョーサバイバー』編集後記

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東京のホームレスと大学生が出会い、人類学者が描いた『トーキョーサバイバー』。小社「うつつ堂」の初刊行本でもあります。 編集者としてこのnoteマガジンでは、本書の内容にもちょこっ… もっと読む
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記事一覧

#9 人生は靴なり

中国でホームレスに「一番大事なものは何か?」と尋ねたら、「お金だ」と答える人が多いだろう…

#8 遺伝子

引っ越ししたい。 一人暮らしを始めて、これまでに12回引っ越ししている。できれば半年ごとく…

#7 寝ない

今年、東京では久しぶりに積もるほどの雪が降った。その翌日、1月7日の夜に、新宿西口の地下に…

#6 寝る

塩塚モエカの細かな振幅のビブラートが身体に染みる。青葉市子の声は、深くて碧くてどこまでも…

#5 99%

知らなくていい話、だと思う。ホームレスのことなんて。芸能人のスキャンダルと同じくらい、自…

#4 インターフェイス

ジョカンを巡礼する人たちは、誰もがまずバルコルをコルラする。2002年、初めてラサを訪れた夏…

#3 チンチロリン

2017年、真夏の新宿西口カリヨン橋下。僕はしばらく立ったまま、足元に座るハシモトさんとくだらない話をしていた。でも、こうやって見下ろす感じで会話を続けるのはあまり気分が良くない。隣に座っていいかと聞くと、彼は「これ尻に(敷け)」と駅構内で無料配布されているパンフレットを差し出した。 コンクリートの上は思いのほか冷たい。汗だくだったせいかもしれないが、骨を伝わってまたたく間に体温が奪われていく。 「くだらない話」というのは、身の上話のことだ。初めて話をする人からは少なから

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#2 手触り

手触りのない体験、経験が過剰に消費されるようになって20年くらい経つ。それが当たり前の世の…

#1 月の気分

母方の祖父母の家は、実家の団地よりも南にある。あの夜、じいちゃん家に向かう車中にはヘンテ…