茹だる

日に日に、蝉の声が一段と大きくなったり、肌が熱く火照ったり、そういう、もうそろそろ夏だなっていう感覚が少しずつ出てきたような気がする。米津さんが言うには、「夏」という季節には明確に終わりがある。それは、そう言われると自分もそう思ってきたことに気がついた。しかし、その一方、明確なはじまりっていうのは、近年の地球温暖化なんかも相まって、あまり存在しないように感じる。春の麗らかさからフェードしながらその気候を翻すくらい高い太陽と青々とした空がある季節になる。

自分は夏よりも冬のほうが好きだけれど、とはいえ、夏が悪いってわけではない。夏の空だって冬の空だって透き通ってるわけで、季節って言うものに関して、ある一つに重きを置くことはできなくて、それぞれ3〜4ヶ月くらいが丁度いい。

良いことも悪いことも1年で目一杯堪能させてくれる季節には、僕らは感謝すべきだと思う。


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