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私なりのみんなの俳句大会へアンサー 連載シリーズから考えたアンサーの3句⑥


今までのみんなの俳句大会への連載はこちら。


私個人としては、初心者の方に賞を獲ってほしいんです。

というのも、みんなの俳句大会で俳句という形式に慣れてきた方、
普段から俳句に親しんでいる方、
俳句幼稚園の方々、中~上級者は放っておいても賞を獲るか獲らないかの俳句を詠んでくるので。

みんなの俳句大会が初心者でも楽しめるように、
お祭りが楽しくあるために、
気持ち的には初心者に肩入れをして応援をしています。
(※俳句自身を肩入れして見ることはありません)

なによりも、もし私が俳句の初心者のままnoteに来ていた場合、
力になれるかもの記事を残していて、力になれたら嬉しいというモチベーションがあります。

参考にするかしないか、なるかならないかはわかりませんが、
初心者のために私の全力の記事です。

私自身は、今回も、
みんなが楽しい気分になればいいなぁと思い投句をしたのですけど、

もし、自分の連載を見て、投句するならどんな投句をしていたか。
IF、もしもの物語で鶴亀杯に投句させていただきます。

衣更私の席は空いたまま

サイダーや傷病手当受け取って

大丈夫とは言わないよ夏帽子


連載⑤で書いたように、私自身が大事にしている、
「誰か」を想像して詠んだわけじゃない、感動を探しに行ったわけじゃない、「自分自身を俳句にぶつけた句を。」

連載①の、
12文字のフレーズを考えて、あとから季語を当てはめる作り方を使って。

季語との距離は、連載④であったように。
「なぞかけ、謎解き。」を意識して。
私自身が大事にしている要素を使いながら、シンプルに詠んでいます。

②モノに託す俳句、
③季語の成分を考えて、その10位ぐらいを詠んでみようとする、俳句を大喜利と考えて詠むやり方は、
また別の方法のチャレンジになるかと思います。

まずは、あなたを詠んでほしいと。
せっかくの俳句のチャレンジなので。そう思います。

少し上手くなって俳句を詠みたくなったら、②モノに託したり、
③季語の持っている成分を考えて、その季語の説明にならない句=大喜利の10位!
のように考えるやり方も考えてみてください。


「衣更が終わって、どんな人のどんな席が空いているのかな」
「傷病手当を受け取っている人は、どんな気持ちでサイダーを飲んでいるのかな」
「「大丈夫とは言わないよ」っていう夏帽子をかぶった人は、どんな人かな」

なんて、想像が膨らめばいいと詠んでみました。

もし連載を参考にしてあなたがあなたの句を詠んだ結果、

ここから先、あなたの句が予選に通過するか、決勝に残るか、
私設賞に選ばれるかは分かりません。


あなたの俳句が伝わらないなら、何か理由があるかもしれないです。
私自身は、句会で無点句だったら、どこかに言葉のねじれがあったかな?言葉の重複はあったかな?季語との距離感はどうだったかな?ありきたりな題材だったかな?と反省します。


でも、この世界にいろんな料理があってみんなに好みがあるように、

たまたま、感性に合わなかっただけかもしれません。

「あなた自身を詠めたらOKではないか」
そんな風にして大会に参加してみてはどうでしょうか。
と、私は思っています。

みんなの俳句大会の「結果はおまけ!」
ぐらいの気持ちで取り組んでみてはどうでしょうか。

私は、この3句を詠めたことで満足です。
こんな2022年夏だったなぁと、
俳句と共に思い出せる夏になったと思います。

あなたのあなたらしい俳句を見てみたいです。

あなたにとって、
その季節季節が、パッケージされて素敵な季節になっていくのではないかな、と想像しています。
おそらく、他の先輩の大会参加者も、同じような気持ちでいるから、
今も参加し続けているのではないでしょうか。
楽しそうに語れる、一年前に参加したときの句はこんな句で~、という思い出が一人一人にきっとあるんだと思います。

気が向いたら投句してみてくださいね。


読んでいただいてありがとうございました!

それではまた。
どうかお役に立てる記事でありますように。

愛を込めて。

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