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Vol.4 建築士からセラピスト、バーテンダー、そしておにぎり屋さんに?!その2

こんにちは。
東京都神田須田町で「Bar and ONIGIRI うつせみ」という心と体に優しいお酒とおにぎりのお店の店主をやっています。
なかやまりさです。

前回のつづきです。ひとつ前のつづきですので、前のお話が気になる人はこちらからどうぞ。

さて、旅を終えた私は、仕事を探し始めます。わたしはどんな仕事がしたいんだろう・・・・自己分析などをしていく内に、子供のころ好きだったことや得意だったことを挙げていくワークをすることになります。

「子供のころすきだったことかぁ~。ピアノに習字、ミュージカルは見るのも演じるのも好きだったなぁ~。あとは工作とか・・・」

そのワークをやった時にはそれが何かにつながるとは思っていなかったのですが、ある時求人情報を見ていると、「劇場コンサルタント」という仕事が目に入ってきました。
「劇場コンサルタント?」
聞きなれない言葉に頭に「?」が浮かびつつも、どんな仕事だろうとクリックすると・・・・
劇場を作る時の建築面とソフト面をサポートするコンサルタントのお仕事。
あれ、私のやってきた建築の知識と大好きだった音楽やミュージカル、演劇などの芸術が組み合わさった仕事?そんなことある?!
募集期間は過ぎていたし、応募資格も満たしてない、でも、諦めたら絶対後悔する、とすぐに履歴書を送ると、面接していただけることになりました。
アルバイトからでもよければ採用してもらえるとのことで、すぐに働き始め、半年ほど経ったころ、社員に採用してもらいました。
仕事自体はとても楽しかったです。覚えることは山のようにあったし、苦手なこともたくさんあったけど、その分やりがいもあったし、充実感でいっぱいでした。だけどあまりの忙しさに、私は体も心も疲れていき、3年ほど経った頃、忙しさはピークに。「私にはできない・・・無理だ・・・」と会社に行くのも辛くなり、休みの日はベッドから起き上がれないほどになってしまいました。

そんな時、私の心の支えになっていたのは近所のBARでした。仕事が終わってくたくたになって、深夜の1時半ごろにBARに行き、そこで一杯のカクテルやウイスキーを飲んで、ようやく自分自身を保っていました。
ある時マスターが、

「ゴンさん、疲れてるみたいだし、これでも飲んで。身体を大事にね。」

といって薬草酒を出してくれました。
心も身体も疲れ切っていた私は、身内や友達以外に、自分の身体のことを心配してくれる人がいるって何てありがたいんだろう、と心が震えたのを覚えています。

だけど、私はやはり心も身体もどんどんと疲れていって、最終的には仕事を辞めることにします。プライベートでも祖母が亡くなったり、当時のパートナーと上手くいかずに別れてしまったりで、とてもしんどい時期だったのも影響していたように思います。

仕事を辞めてしばらくふらふらとしていた時に、両親からハワイに旅行に行くんだけど一緒に行かない?と誘われます。
「ハワイか~今まであまり興味がなかったけど、今の疲れ切った私にはいい気分転換になるかもしれない」
と軽い気持ちでついていき、1週間ほど一緒に観光を楽しんだ後、私は一人、ハワイ島へと向かうことにしました。
カウチサーフィン(旅行者と現地の人とをつなぐマッチングサイト)を通じて知り合ったインド人とアメリカ人の夫婦のお家に泊めてもらえることになり、そこで運命の出会いを果たします。

長くなったので続きは次のブログで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

Bar and ONIGIRI うつせみ 店主 なかやまりさ

店舗情報
■住所
東京都千代田区神田須田町1-12-6
Norwegian Rain&T-MICHAEL TOKYO STORE内2F
■営業時間 ※最新の情報はInstagramでご確認ください。
水金:12時~17時
木土:12時~19時
■Instagram
bar_and_onigiri_utsusemi
https://www.instagram.com/bar_and_onigiri_utsusemi/

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