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甲子園の地区大会決勝もなかなか楽しい

8/7より始まる、夏の全国高校野球大会、通称夏の甲子園。
毎年球児たちが白球に思いをのせてトロフィーを目指す、夏の一大イベント。

これまではテレビで放送される本戦からしか見ることができなかったんですが、2018年から運営開始した「バーチャル高校野球」によって、全国の予選を無料で視聴することができるようになりました。

今、7月終わりは地方予選の決勝大会が行われる時期。
今週末に行われた決勝の中で、個人的に楽しいと思った試合を3つご紹介します。


7/27 (土) 千葉大会 木更津総合 vs 市立船橋

木更津総合といえば甲子園でもよく聞く高校。公立のイチフナこと市立船橋が必死にくらいつき、延長までもつれ込みます。

迎えた10回表、市立船橋はタイブレーク方式のため無死1、2塁からのスタート。最初のバッターが送りバントを成功させ1死2、3塁としたのですが、続くバッターの際にアクシデントが。はみ出した3塁走者に対してキャッチャーが刺した球が、あろうことか3塁走者の背中に当たってしまいます。これには会場もどよめき。10分以上にわたる審議の結果、走者が守備妨害をしたとの判定が認められ3塁走者はアウトに。続くバッターも空振り三振に倒れます。

10回裏、流れを戻せない市立船橋は、3塁方向への送りバントを悪送球、これが決勝点に。

「ノーシード同士の決勝、その結末はあまりにも劇的で、そしてあまりにも残酷でした…」

実況のコメントより抜粋 (一部改変)

7/28 (日) 埼玉大会 花咲徳栄 vs 昌平

甲子園を制したこともある強豪校、花咲徳栄に、昌平高校が最後まで粘りを見せ、これも10回タイブレークに。10回表、花咲徳栄は、勝負強さを生かした満塁からの長打にゴロを足でヒットにするプレーと持ち味を発揮し、一挙5点を獲得。

昌平高校もここまでかと思われましたが、10回の裏、初球を3ランホームランとすると、次のバッターも続き、なんと2死1、3塁という一発サヨナラの展開に。しかしここでも勝負強さを見せたのは花咲徳栄。2番手のピッチャー、岡山も最後は疲れが見え、球が浮いてきましたが、気持ちで粘り勝ちして最後は昌平の3番手・古賀をピッチャーゴロに仕留めました。

「昨年秋、そして今年の春、そしてこの夏、春日部共栄高校以来33年ぶり、令和年度初のグランドスラム達成です」

実況のコメントより抜粋

7/28 (日) 栃木大会 国学院栃木 vs 石橋

こちらも埼玉大会と同じく、乱打線に。9-8で石橋高校が1点リードの中、国学院栃木が9回表を迎えます。
最初のバッターがヒットで出ると、会場は一気に国学院ムードに。ところが石橋高校のピッチャー、一瞬の隙を見逃さず、なんとこのバッターを牽制で刺してアウトに。

それでも国学院栃木、粘りを見せます。ヒット2つでランナーをため、2死1、3塁と、一打逆転のチャンスに。バッターはこの試合2安打2打点1本塁打の井上。
それでも、最後は石橋高校。公立ながら勝ち上がってきたその実力は、決勝でも存分に発揮され、3番手の入江がファウルフライに打ち取って夏の甲子園初出場に。大番狂せとなりました。

「石橋高校、夏の大会初優勝!センバツを経験して力をつけた選手たちが駆け抜けた夏。さらに今、大きな夢を掴みました!」

実況のコメントより抜粋

甲子園ってたくさんのドラマが生まれますよね。
本戦だけじゃなく、地区大会でも。
出場校が決まっていない地域ももうあと少しになりましたが、皆さんもぜひバーチャル高校野球を駆使してご覧になってくださいね。

それでは。うつろでした。

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