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「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」を聞くにあたっての注意事項.pdf

今となってはプロのラジオリスナーであるところの僕でも、ラジオを聴き始める時は相当な不安がありました。

「このラジオの定番のノリとか知らない状態でスタートするけど、そういうの知らなくて大丈夫なんだろうか??」

(当時のうつろ少年)

実際同じような悩みを抱えてラジオを聴き始められない人は多いのかもしれません。そして今回ご紹介する「真空ジェシカのラジオ父ちゃん (以下「ラジ父」)」は、その中でも取り立てて初心者狩りが激しいラジオです。初回放送から聴かないと聴いているうちの半分も意味がわからないまま進んでいくかもしれないです。ちなみにこれはマジの話です。

この記事を読めば、過去放送をおさらいすることなく、今からでも「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」を聴き始めることができます。少々長くなるかもしれませんがこの記事を開いてくださった意欲のあるあなたならついていけるはずです。もちろん。


基本情報

真空ジェシカ: プロダクション人力舎所属の、川北茂澄さん (以下、川北) とガクさん (以下、ガク) によるお笑いコンビ。M-1グランプリ2021〜2023ファイナリスト。現在MCを務める番組に、「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」、「ジェシカ美術部」がある。
あとは各自Wikiとか調べてください。本筋じゃないので割愛。


真空ジェシカのラジオ父ちゃん: TBS Podcastにて現在放送中のラジオ番組。
愛称は「ラジ父」。


オープニング

川北「〇〇〇〇」
ガク「あ、これはあの〜、×××××××ですね」

基本的にはこのお決まりのネタから始まる「ラジ父」。さっそく初心者狩り。
こちらは視聴者に募集している「ともはるさーん」というコーナーのネタメールのうち、採用されたもの (1個目)。いちおう毎回説明がある。
コーナー名は大学お笑い時代の川北の先輩の、
「ともはるさーん」
「これは、ミキティ側の意見ですね」
というネタに由来している。

大抵の場合は自己紹介を挟んで2個目を紹介するが、ネタメールの投稿数が少ない、またはネタのレベルが低いと1個しか紹介しないことがある。
川北「毎回2個紹介されると思っているなんて虫が良すぎる」

ちなみに自己紹介の際、川北が別の名前を自称することがほとんど。ガクが「×××  (その人物の説明)、〇〇じゃないのよ。川北ね」と訂正する。人物名は毎回変わるがほとんどの場合芸人関連。芸人好きでないとほぼ毎回わからないのではないだろうか (ちなみに僕も知っていたことはほとんどない)。打ち合わせは特にしていないらしく、ガクすらも言い当てられないことがごく稀にある。

ちなみに「ともはるさーん」のメールを紹介したあと川北が「こんなんなんぼあってもいいですからね」とミルクボーイ・内海さんのネタ中のセリフを口にし、そこからしばらくトークをしたあとで不意に「ほな帰るわ」と告げるというくだりもある。くだりが生まれた当初はガクが「内海さんまだいたのか」的なツッコミをすることもあったが、現在はほとんどスルーしている。ある意味初心者が一番意味不明で終わるシーンかもしれない。


トーク

番組前半にフリートークの時間が設けられる。テレビやイベントへの出演についての話がほとんど。M-1が近くなるとそれ関連の話が増えるが、川北は「無事に〇回戦を通過した」などのワードを毛嫌いしているらしく (無事は安全の類義語であることから、余裕で通ったみたいなニュアンスになってしまう) ふいにガクが使うと機嫌が悪くなる。

また、ゲーム「ぷよぷよ」の話もよくする。川北いわく「漫才はぷよぷよ」らしい。川北含めぷよぷよをしている芸人仲間がM-1など賞レースで結果を残し始めていることからそのような格言が生まれた。

そのほかにも様々な語録が存在する。よく使われるものは以下のとおり。

こんばんわんこそば

主に視聴者からのメールの第一声「川北さん、ガクさん、こんばんは。」に対して川北が発する。元ネタは新宿カウボーイ・かねきよさんに由来するが、川北はほとんどの場合「1杯目」と付け加えたのち、

「こんばんわんこそばは2杯目が一番美味しいと言われているが、1杯目からこの切れ味。2杯目が楽しみだ。おかわり。」

と独自の文言を付け加え、ガクに「新宿カウボーイかねきよさんの『その先』」とツッコまれる。また2回目に「こんばんは」を言う際には、「こんばんわんこそば、2杯目」と述べたのち、やはり前情報の通りこんばんわんこそばは2杯目が一番美味しいといった旨の発言をする。

まーちゃんごめんね (まーごめ)
ママタルト・大鶴肥満のワードでありながら、川北が頻繁に使っている。「ラジ父」の放送開始まもない頃はママタルト自体にそこまで知名度がなかったので多用していたが、現在は人気も上がってきたため使う頻度は減っている。「ごめまー」、「Mごめ」、「義謝 (義丹謝罪の略) はいらんですよ」など様々な派生がある。
現在もママタルト本人が新ネタを作り続けている。最近僕が好きだったのは「謝るのをやめましょう」(大谷翔平選手のコメントに準えて)。

もちろん / ごめんね / なに? / は〜い
いずれもカナメストーン・山口さんのネタ中のセリフが元ネタ。言葉自体に特に意味があるわけではなく、会話の中でうっすら山口さんの真似をしながら自然と発せられるため元ネタを知らない人は聞き流しているかもしれない。ちなみに癖になっているらしく、ラジオのみならずテレビでもやっているのをたまに聞く。
「もちろん」は特に汎用性が高く、「もちろん」のワードを使うと違和感のある場面でもしばしば発せられる。

見ました草薙

何かを見たことを、太田プロ所属の芸人、宮下草薙になぞらえて表現する用語で、おそらく発案者は川北である。真空ジェシカが出演した番組などを見たことを伝えるために、視聴者がメール内で用いることも珍しくない。

あでしゃ
コンピュータ宇宙・はっしーはっぴーの「ありがとう 出会いに 感謝 あでしゃ」という持ちギャグが元ネタ。視聴者からのメールに対する返答など、感謝を述べるときに使われることが多い。

アルティメットありがとう
プロダクション人力舎所属の男女コンビの名称が元ネタ。感謝を述べる際に用いられていたが、前述の「あでしゃ」に取って代わられ、今はあまり聞かなくなった印象。

さすがにラビー
お笑いコンビ・さすらいラビーが元ネタ。「さすがに」と口にする時にねじ込むことが多かったが、現在はあまり使われていないとお見受けする。


ジングル

ラジオの音源を切り取ったものを視聴者が編集して番組に送るというコーナー形式で集めている。よく用いられるネタを記しておく。

うんこがroadでうんちがway
トンツカタン・森本が「ラジ父」内で英語についての説明をした際に発した言葉。響きが心地よいのでバックの音源としても用いられることがある。また特に「うんちがway」の部分が多用される傾向にある。

s○x舐めんなおい!
視聴者からの思慮のないメールに対し、「s○xは愛のもとに成り立つものだ」とガクが憤慨した際のセリフ。普段は聞けないガクのガチギレシーンなので重宝されている。


コーナー

現在読まれているものとしては

・デービーバックファイト
・ワーキャーのコーナー
・俺にもありました
・みんなで!韻豆!
・日常RTA

くらいだろうか。不定期で募集される「コーナーのコーナー (新コーナー募集)」によって、最近新しいコーナーが増えたがおそらく長続きしなさそう。こういうのって固定化するとなかなか変わらないものだと思う。
各コーナーの内容についてはWikiにしっかりしたのが載っていて、特に間違ったことは書いていなかったので割愛。

コーナーとコーナーのブリッジの部分で、川北が「Next コーナー's ヒント 〇〇」というくだりがある。こちらは名探偵コナンのテレビシリーズの予告に由来し、〇〇には次に読まれるコーナーの1通目のネタに関連するワードや、次のコーナー自体に関係するワード (デービーバックファイトなら「ワンピース」など) が選ばれることが多い。


エンディング

ガクの「エンディングで〜す」から始まり、放送全体を総括する。まとめが終わるとガクが「このラジオはどこで聞くことができるんですか?」と川北に問い、川北は

〇〇は Podcast
×× はラジオクラウド
△△はAmazon Music
◇◇はSpotify
で聴くことができます

と告げる。

それぞれの伏せ字に入る言葉として
・4つ全てが同じジャンルの言葉
・上の2つは特にラジオサービスとは関係ない言葉、下の2つはラジオサービスの名称をもじった言葉になる
という特徴があり、1つのネタとして捉えられている。ちなみに4つのラジオサービスの順番は以前は固定されていたが現在は順不同となっている。

続けて川北が紹介したネタの投稿者のラジオネームを告げるが、ガクは毎回「こんなコーナーは募集していないから送ってくるな」とブチギレる。それを聞いて川北も「送ってくんな」と怒り出す。

(書いてるこっちも意味がわからなくなってきた。どういう経緯でこういう流れになったのか覚えていないが、「ラジ父」で一番の初心者狩りポイントを言えといわれたらここかもしれない)

続けてガクが「この番組へのメールの宛先は」と言った後、

titi@tbs.co.jp みんなも一緒に〜」と続け、復唱する。

復唱の際、隣の川北はたいていメールアドレスとは関係のないことを口にする。
しばしば「S・○・X」と口にするが、これは「ラヴィット!」でのV振りの際、「VTRスタート!」というべきところを「S○Xスタート!」と言ってしまったことに由来する。

最後に
ガク「ここまでのお相手は真空ジェシカのガクと」
川北「山口コンボイでした」
と言って終わる。

山口コンボイというのはお笑いコンビ・ケビンスのボケ担当の名前で、川北は毎回と言っていいほど最後の最後にこの名前を口にしてガクを困らせている。一度山口コンボイをゲストに招いてコンボイ卒業を宣言したがそれでも飽き足らず、最近は本家の「チョキピース」に対応するものとして「グー子どもぶん殴り」「パーバイバイ」など本家にないネタも作り出している。



真空ジェシカのラジオ父ちゃんについて、少しは分かったのではないでしょうか。
毎週土曜日に新エピソード公開なので、ぜひ来週から聞いてみてくださいね。
ここまでのお相手は山口コンボイでした。
おわり。


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