見出し画像

記録#14

前回の続き。

***
リアルタイムに追いついてきたと前回言いながら、すっかりまた遅れを取ってしまいました。ご無沙汰しております。

3回目の投薬後、「即入院してください」と言われる(急に言われても困るので拒否したけど)ほどの状態になって以来、ずっと不調だったのだ。読む方も書く方も気が滅入るので詳しいことは省くけど、「発熱性好中球減少症」という診断だった。
脅し担当の医師には「熱が40度になったら動けませんからね、救急車で来てくださいね」だの「ヘタしたらICU直行」だのさんざん脅かされたけど、通院でなんとかなった。ペット持ちは急な動きは難しいんじゃよ……。
結論:投薬の間隔は3週間だとかなり副作用がきつい。

そんな感じで今日現在は4回目の投薬が終わって来週5回目をスタンバイ中。なんだが、状態によってはもしかしたら延期になるかもしれない。延期大歓迎! 歓迎光臨!

おかげさまでCTの結果、腫瘍は縮小し画像上は不明瞭となっているらしい。
それなのに腫瘍のせいと考えられた脚のだるさや痛みはぜんぜん良くならず、むしろ悪化している。治るときに痛みが出る場合がある、あるいは癒着しちゃってるのかもと医師からは言われた。

抗がん剤の諸々の副作用やなんだかわからない痛み等が日常的になると、生きている意味がわからなくなる。
初発ならともかく、わたしは再発なので腫瘍が縮小したとは言え根治というのはおそらく難しく、言ってしまえば治療も延命のためにすぎない。
数年の延命のためにいつも不調を抱えてどこにも行けない不便な生活をするなら、その数年が半分になってもまあまあ元気で過ごせるほうがいいんじゃないかとか思う。

ちょっと話は変わるが、昨今化学療法の副作用が軽くなったことをアピールしすぎだと思う。「午前中に投薬して午後には仕事に行くこともできますよ」みたいなことはちょっと乱暴ではないだろうか。
もちろん普通に仕事をしていたり元気に旅行に行ったりしているひともいるのは知っている。だけど副作用の出方は薬剤にもよるし個人差も大きいらしい。健康なときと変わらない生活ができるひとがいる一方で、副作用に悩まされているひともやはり大勢いる。

で、わたしは副作用でかいグループに入ってしまった(医師からも言われてはいた、こちらも脅し担当より)。
症状がひどくて苦しいときはもうなんのために生きているのかわからなくなることがある。「殺してくれ」「死にたい」と思うこともある。どうせそんなに長生きもしたくなかったんだから、もういいよと思う。
輸血や痛い皮下注射(普通の注射より痛い!)までして投薬する必要あるのかな。

そんなこんなで、今の治療は予定の6回はやるぞと決めていたけど、もう心と体が折れそうで、もうちょっと間隔をあけるとか、4回目から薬を減量してもらっているがさらに減量するかとか、いっそやめるかを考えている。もちろん医師と相談してから決めるけど。
まあでも5回目はもう予約しちゃってるので、肉体ができる状態であれば逃げられないかも。とほほ。
医師たちだって治療成績上げたいだろうしねー。

なんだかどんどん暗くなってきたのでここらへんで。お目汚し失礼いたしました。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?