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3分でわかるベンチャーの取締役会におけるCFOの役割

今日は、ベンチャー企業の取締役会におけるCFOの役割について解説していきます。

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まず結論から。
取締役会における主役はCFOである、ということです。
CEOではないんです。

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まず、取締役会で使う資料ですが、ほとんどをCFOが自分で作ります。
専門性の高い部分は一部その部署の長にお願いすることはありますが、全体をまとめて配付資料にするのはCFOです。部下がいる場合でも、守秘義務的な内容が多く含まれていることが多いので、安易にお願いできず、結果的に自分で作ることが多いはずです。

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次に、招集をかけるのもCFOの役割です。通常は招集通知を作成して事前資料と一緒にメールやチャットで送ります。これも内容がセンシティブなことやノンディスクローズなことが多いので、CFOが自ら行うことが多いです。

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3つめ、取締役会本番においてですが、議案のタイトルをCEOが話して、その後の説明や質疑応答は基本的にCFOが行うのが一般的です。専門的な部分のみ他の役員に任せますが、資料に書いてない細かいところもほぼ全ての内容をCFOが説明します。また、役員会がスムーズに進むためのファシリテーターとしての役割もあります。ファシリテートするためには、社外含めた役員との関係性が重要になります。信頼できると思ってもらえるように、日々コミュニケーションを密にしておく必要があります。少なくともベンチャーにおいては、実務だけ出来てもCFOとしては機能しません。

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こうした小さくて面倒なことから、会社の根幹に関わる大きな仕事まで、一人でこなすのがベンチャーのCFOです。その中でも、月に最低1回は開催される取締役会をどうスムーズに運営していくかはCFOの手腕と言えると思います。



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