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ぴあサポマガジンvol.6「芸術の秋-サポーターおすすめの美術展-」

だんだんと肌寒くなり、秋の訪れを感じてきました。秋といえば「芸術の秋」。そこで、今月のぴあサポマガジンではサポーターおすすめの美術展を紹介します! 東京大学のキャンパスがある本郷、駒場それぞれの付近の美術展を紹介します。


本郷キャンパス周辺のおすすめ美術展

「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」展(日本橋・三井記念美術館 -11.26)
明治時代、西洋への輸出用に超絶技巧による工芸作品が多く制作されました。そのDNAは、現代の工芸作家にも引き継がれています。本展で見ることのできる、木製の蝶や金属製の烏といった工芸作品は、本物でないのにもかかわらず、不思議と強い存在感を放っています。

公式HP:https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/

「永遠の都ローマ展」(上野・東京都美術館 -12.10)
現在ローマのカピトリーニ美術館から古代作品の名品が来日しています! 特に《カピトリーニのヴィーナス》は「恥じらいのヴィーナス」形式のヴィーナス像として非常に有名な作品。ぜひ実物を見てみてください!

公式HP:https://roma2023-24.jp/

「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」(上野・国立西洋美術 -2024.1.28)
20世紀を代表する芸術運動、キュビスム。この運動をピカソ、ブラックら巨匠の作品によって概観できる展覧会です。筆者のイチオシ作品は、ロベール・ドローネーの《パリ市》。幾何学的な形態と豊かな色彩で表された作品は圧巻の一言です。

公式HP:https://cubisme.exhn.jp/


駒場キャンパス周辺のおすすめ美術展

「西洋工芸」展(駒場・日本民藝館 -11.23)
本展で特集されるのは家具やお皿などの西洋の工芸品。日本民藝館の展示室は無機質ではなく温かみのある雰囲気のため、実際の生活でどのように使われているかがイメージしやすいです。駒場キャンパスからも程近いので、ぜひ足を運んでみてください!

公式HP:https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/?lang=ja

「日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―」展 (恵比寿・山種美術館 -11.26)
本展では日本画に描かれた「聖地」とその実際の写真を比較することができます。名品を鑑賞して遠く離れた美しい地に思いを馳せるのもいいでしょうし、これをきっかけに実際に旅行するのもいいかもしれません。

公式HP:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/NihongaPilgrimage.html

「北宋書画精華」展(表参道・根津美術館 11.3-12.3)
この秋、日本に所蔵されている北宋時代を代表する優品が一堂に介します。端正な筆遣いで馬を描いた李公麟《五馬図巻》や、風雨に晒される山水を描いた燕文貴《江山楼観図巻》などは必見です!

公式HP:https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

おわりに


いかがでしたか? 今回は本郷キャンパスと駒場キャンパス周辺の美術展をそれぞれ3展紹介しましたが、他にもこの秋おすすめしたい美術展はたくさんあります! ぜひご自身の興味のある美術展に一度足を運んでみてください!


【筆者紹介】
人文社会系研究科修士1年。週1で美術展に行っています。

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