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「大学院ってどんなところ?」開催報告

 去る2月21日に、「キャリア・トークセッション 大学院てどんなところ?」が開催された。このイベントは東京大学の現役大学院生がパネルディスカッションで、学部学生に対して大学院生活について伝えるという趣旨の企画である。4名の大学院生登壇者が、「院進のきっかけ」や「今後やりたいこと」などのテーマについて約1時間半程度話した。イベントは延べ20名の参加者が集い、活発に質問を寄せるあまり、開催時間が延長するほど盛況だった。参加してくださった皆様に感謝申し上げます。
 登壇者たちがイベントで話した事をもとに、大学院進学を考える学生たちへのメッセ―ジを寄せて下さった。ひとつひとつ、心がこもったいい文章で、大学院進学に関心がある方全てに一読してほしいです。

教育学研究科すずきさんより
 社会人を経験した後に大学院へ進学した立場から、お話させていただきました。自分自身の経験や周りの社会人大学院生を見て思うのは、いつ・どんなタイミングでも学び直すことはできるのだなあということです。社会を経験してからの学びや研究は、また違った視点で取り組むことができ、とても楽しく刺激的です。就職するか、院進するか悩んでいる学部生の皆さん。もし今大学院に進学しなくとも、自分が学びたい・研究したいと思ったタイミングでいつでも大学に戻って来ることはできます。進路決定は慌てずに、色んな人から話を聞いたり、情報をたくさん集めたりして、固定概念にとらわれず幅広い選択肢を検討してみてください。それぞれが納得する進路を見つけられることを祈っています!

人文学系研究科ちばさんより
 文学専攻で、他大学→東大大学院進学(→修士課程卒業後、就職予定)の立場からお話させていただきました。「文系なのに院進?」「院進したのに就職?」日常生活や就職の面接で、何度も受けた質問ですが、わたしの院進の動機は「あともう少しだけ文学を学びたい」「学びに満足してから就職したい」という単純なものです。
 皆さんにお伝えしたいのは「わたしのようなふわふわしたモチベーションで院進する人間にとっても、大学院はたいへん居心地のいい場所だ」ということです。知的好奇心に従って本を読み漁り、博士を目指す先輩から学ぶ日々は、本当に刺激的で充実しています。
 学生生活、やりたいことはやり切った!と満足して卒業したい方、院進も意外とアリですよ!!

医学系研究科つくもさんより
 みなさん、迷った時は、即行動です!実際に自分の目でたくさんの世界を見て、納得できる形で自分の進路を選んでください。先輩にお話を伺うのも、社会活動をするのも、インターンをするのも、興味がある授業をとるのも、全部があなたの未来につながっていきます。いろんな機会を逃さずに、チャンスの神様の前髪を捕まえてください!
 あと、失敗は上手にね(そのために転び方の練習をしましょう)。そして東大生は真面目で息抜きが得意でない学生が多いから、進捗を小出しにするなどの工夫も有効です。自分は自分、周りは周り。流されずに自分で決めて行ってください。

理学系研究科かとうさんより
 先日はご参加ありがとうございました。大学院進学と就職で迷われている方もいると思いますが、個人的な見解としてはとりあえず就活してみるといいかもしれません。自分の今後に迷ったときは自分が何をやりたいのかをはっきりさせるとよいのですが、就活戦線に巻き込まれるといやでも自分が何やりたいか考えさせられるので(笑)。実はこの意見もOB訪問で伺ったことの受け売りだったりします。

東京大学ピアサポートルーム
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