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突然の課題

そもそもnoteを始めたのはコハラタケルさんのサークルに入るため。
記事を書く気なんてさらさら、微塵も、無く。

そのサークルで課題が出た。

・・・やらないつもりだった。自由参加だったから。
だけど友達が真面目に取り組んでいるのを知って、慌ててやろうとしている。

期限は今日。ギリギリもいいところ。

それにしても自分の考えをまとめて文章を書くのなんて、就活依頼かもしれない。
書けるのかな?という不安もあったけど、いざPCに向かっていると少しワクワクもしている。

私とカメラ

デジカメというものが世に出る時、読んでいた少女漫画誌で、(確か子供向けのものだけど)撮ってその場で写真が見れるカメラが紹介されていて、子供心に夢のようだととても憧れた。
そのことを覚えているくらい、カメラや写真には興味があったのかもしれない。

携帯にカメラ機能がつくと、愛猫を中心に何でも撮った。
脱線するけど、携帯にカメラをつけようと考えた人は天才だと思う。

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〈ガラケーのデータを久々に見てみた〉

デジカメ、トイカメラ、チェキ。
一通り持っていたけど、少しステップアップでミラーレス機を買ってみた。
カフェとか空とか、いかにもそれっぽいものを撮っていたと思う。

そのうち単焦点レンズにも手を出した。レンズ沼にもハマった。
とはいえ、設定もオートでただなんとなく、軽い気持ちで撮っていただけだった。

写真に対する意識が変わった大きな転機は、やっぱり子供が生まれたこと。

スタジオ写真への憧れ

息子の新生児期が終わろうとするある日、
「お宮参りどうするの?写真館とかで撮るの?」と母から言われ、特に調べず、言われた通りに某有名なスタジオで撮影してもらった。

スタジオ写真といえば、人生マックスに太っていた大学の卒業式で、着付けの際(必要ないはずなのに)これでもかってくらいタオルを詰め込まれ、パンパンな袴姿、変なメイクで、二度と開かない写真を撮ったきり。

期待をせず我が子のデータを見たらまぁ可愛くて素敵で、ただただ驚愕した。この頃はSNSもしてないし、自分が何の知識もなく撮っている写真が比較対象だったから無理もない。
欲しい写真がたくさんで、結果、泣きそうなくらいお高い出費になった。(枚数毎に購入するシステムだった。)

そこから近隣のスタジオを調べまくるようになり、1歳の誕生日はここ、2歳は…と気の早い妄想を始める。
同時に、最初にお願いしたところが相場の倍以上と知る。無知って怖い。

スタジオに異様に憧れていたし、自宅でスタジオっぽく撮ることにも目覚めていった。

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〈おうちスタジオ写真。撮影は友人にお願いした。〉

インスタとの出会い

おうちスタジオにはまっていた頃、友人から私の家で子供の写真を撮りたいとセッティングを頼まれた。
その時のカメラマン(共通の友人)が、インスタをやっていて、見るだけでもいいからと言われ、アプリをダウンロードした。

そして、とある有名な方のアカウントも「素敵だから」と教えてくれた。

最初はほんとに見てるだけ。でも見てるうちに、自分もこんな写真が撮りたい、自分の写真もいろんな人に見て欲しい。と思い、ついに投稿を始める。

だけど、思った以上に見てもらえず、繋がりたくても繋がらず、苦い思いをしていたと思う。
インスタにはすごく上手な人がたくさんいて、自信をなくし悶々とする日々。
インスタうけを意識するようになっていった。

フルサイズとレッスン

インスタにもだいぶ慣れ、実際に会ったりするお友人もできた頃、仲良くなった4人グループのLINE内では、もっぱらフルサイズってどうなの?という話題が連夜繰り広げられ、2人が先に買った。

そんな中、私は「相武えつ子」さんのレッスンを受けれることになった。
最初はミラーレスで受講するつもりだったけれど、勢いでフルサイズを買った。

えつさんとの出会い、そしてレッスン生との出会いは、写真に対する技術的な部分もメンタルもガラリと変えてくれた。

えつさんのレッスンについては、当時の熱い気持ちがこちらに書いてあるので割愛。
https://www.instagram.com/p/BnrvCLdHmBS/?igshid=9egdyrqr66d4

フィルムを始める

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〈講座中に撮影した、久しぶりの写ルンです〉

えつさんのレッスン後しばらくは写真もインスタもとても楽しかった。
だけど、自分が思うように撮れない壁にぶつかり、さらに友人がどんどん伸びてく。
インスタの更新は滞り、ついには鍵垢にした。
※現在は戻している

そんな時、えつさんの写真展以来、ずっと気になっていたフィルムカメラのレッスンを受けることになり、この春からフィルムを始める。
ちなみに写真展でコハラさんに偶然にもお会いしている。その時お会いしてなかったらサークルに入っていなかったと思う。

フィルム教室の初日写ルンですを渡された。
どんな写真が撮れてるかわからないワクワク感。純粋に楽しかった。

次は教室からお借りしたカメラを使った。
すぐ自分のカメラも買った。
現像から返って来た写真はほぼほぼピンボケな上、露出不足に白飛び。

思っていたのと全然違った。でも思った以上に良かった。

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ピンあまで変哲もない写真なのに、自分の子供の時の写真みたいで、懐かしかった

デジタルは撮って確認して、リテイクはしょっちゅうしていた。
フィルムは1枚1枚コストもかかるし、そんなわけにいかない。

自然と撮りたいシーンを吟味してシャッターを切る、自分が何が撮りたいのか?を考えるきっかけが生まれた。


撮りたい写真

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2020年6月1日

どうしても撮りたい写真があった。
今年から年長の兄と、年少の妹の登園風景。
春から幼稚園に一緒に通えるはずだった。2人で通える最初で最後の1年。
みんなで楽しみにしていたのに、コロナで休園。

待ちに待ったその日は、フィルムを選んだ。
その一瞬に色んな想いがこもった。

子供の可愛いシーンは些細なことも全部撮りたいし残したい。
実際たくさん撮っている。問題は撮りすぎて埋もれていくこと。

でも、きっとこの時の写真は心の中にずっと残って埋もれない。

私が今後も撮りたい写真は、こういう写真。

言葉にするなら
「心に残るシーンに想いを込めた写真」を撮りたい。

撮らない写真

前半つらつらと自分とカメラやインスタのことを書いたわけだけど、私の写真はいつも〜っぽいを意識していたように思う。

お洒落っぽいから撮っとこう
インスタっぽいから撮っとこう

そもそも〜っぽいについて、深く考えてもいないし、人の目を気にしているようで、独りよがりだったかもしれない。

そこには何の想いもない。
私が撮りたい写真とは真逆なので、もう撮らない。

これからはもっと撮りたいと思うものを、感情が動いたものを、想いを込めて撮ろう。

老後の楽しみ

子供が独り立ちするまでに、心に残る、心に刻んでいる写真がどれだけ撮れるだろう?
そもそもいつまで撮らせくれるんだろう。

できれば、たくさん撮っていたい。
そうだ。おばあちゃんになったら、そのたくさんの写真を集めて一冊にまとめよう。

課題に取り組んでよかった。気が早いけど老後の目標とお楽しみが見つかった。



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