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映画shari それでも人は⭕️がなければ生きていけない

斜里町のブランディング事業の1つに、写真ゼロ番地 知床というプロジェクトがあります。

「写真ゼロ番地 知床」は、写真家の石川直樹さんと一緒に観光客はもとより、地元の人でさえ気付かなかった新しい知床の一面を写真ワークショップなどを通じて発見、発信するプロジェクトです。
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テーマは「知床を撮るのではなく、知床で撮る。」

写真ゼロ番地公式サイトより

そしてその写真ゼロ番地で毎年行っている、石川直樹さんと招待作家による写真・映像展『TOP END』。
2020年TOP END4で制作され、2021年TOP END5で公開された映画「shari」が知床自然センターのKINETOKOで特別上映されました。

招待作家はダンサー、そして映像作家の吉開菜央さんが監督です。

まずは予告編を↓

KINETOKOは北海道最大級、幅20mの超大型スクリーンシアター。
出演は斜里町の方達なので、知っている顔がちらほら。
単純に巨大スクリーンに知人や見知った風景が映し出されているというだけでも、もうおもしろい。
地元の人はそれだけでも見る価値ありでした☻︎

私は予告編を見て、アート系の観る人を選ぶ映画かなと思っていました。
もちろんそういう作品を否定するつもりはないけど、私はちょっと苦手なジャンル。
地元の映画だし知っている人たちが関わっているので観ておきたいな、という気持ちで観に行きました。

という気持ちで観たんだけど、アート系じゃなくて日常系だった!
ドキュメンタリーであり、ファンタジーのような。

知人の家に遊びに行っておしゃべりしてきたような☻
ちょっと不思議な体験したけど自然の中にいるとそう言う感覚になることもあるよね。という感じ🔴

観賞後にアップしたInstagram

もう少し時間が経てばもっと気の利いた感想が書けるかなと思ったけど、結局見終わった直後に書いたものが一番しっくりくる。

そして地元の人のカメラ意識してなさがすごい。
出演した人に聞いた話では、「いつ撮ってるのか、どこが使われるのか全然知らずにおしゃべりしてた」らしい。
撮影隊がそういう空気を上手に作ってたんだろうなぁ。

そういう部分もあるし、子供たちが演技をしている部分もある。
予告にも出ている女の子が上手。

私は地元に帰ってくる前、映画撮影のスタッフを数年間していたんだけど、映画やドラマの撮影では本番の段取りを確認するために、演者ではなくスタッフが替わりに入って実際に動いてみたりする簡単なリハーサルのようなものがある。

カメラも回らないし、セリフも言わなくても、どうしても照れがでてしまったりする。私は苦手だった。
素人の、たぶん演技経験もない女の子が、カメラ回ってる中で上手だな〜と感心もしました。

未経験者が演技する作品て、そういう照れが出てたりとかで観る側の気持ちが冷めちゃったりすることがあるけど、全然、素晴らしかった。

私は知床が地元で知っている人が出ているからこそ感じた「日常」なのかもしれないとも思うけど、知床・斜里町の日常を体験してたら不思議体験もしていた、ような映画をぜひ。

上映中の劇場は↓ 終わっちゃう前に書けてよかった。。

東京:Morc阿佐ヶ谷 2/4(金) 〜 2/17(木)
兵庫:豊岡劇場 2/18(金) 〜 3/3(木)
広島:横川シネマ 2/11(金) 〜 2/21(月)
  →2/18 石川直樹さん(撮影)トークショーの特別イベント(要予約・詳細はMOUNT COFFEE

今年のゼロ番地TOP END6は「昭和ノ映写室」
こちらもすごく良かったのでまた。

吉開さんに、アーカイブブックにサインもらって写真も撮ってもらっちゃった

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