うとQ世話し 瓢箪から駒の「一石三鳥、三方両得」

2020/10/2
(うとQ世話し 瓢箪から駒の「一石三鳥、三方両得」 )
お店が日本語だけで運営できれば、こんなに楽なことはありません。
同じく、お店が英語だけで運営できれば、それはそれなりに何とかしようもあります。
しかし、我がネパールカリーのお店では、全外国人従業員がすべてという訳ではないのですが、肝心要の店長さんが、日本語ダメ、英語ダメ、ネパール語オッケーで、これが大変。
(なんでそんな人が店長なのかといえば、言葉以外は一番いいからです)
今までは、それでも、一かは覚えるだろうと日本語や英語をレクチャーしてきたのですが、何度やってもすぐ忘れるか覚えてもくれない。
それでも休止中を挟んで今まで2年余の歳月を費やしてきたのですが、とうとう諦めました。
仕方がないので、最近では自分がネパール語を学ぶことにしました。
他の従業員はそれとは違う、パキスタン語(ウルドゥー語)とかインド語(ヒンディー語)なのですが、まずは使用頻度メインのネパール語から。
(それが面倒くさかったので、まずは三カ国共通で使える英語をシャカリキになって覚えたわけですが、結果的には遠回りだったような)
それで、自分のその意思を長続きさせるために、敢えてお客様向けに、店頭告知用黒板にチョークの板書で「日本語、ネパール語、英語」の対訳単語教室みたいなことを始めました。
こうすれば否応なく毎日ひとつはネパール語を覚えざるを得ませんから。
処が、これが思わぬ効果を発揮したようです。
訊くと結構なお客様が「なんだろ、なんだろ」とご覧になって行かれるようで、中にはスマホで写真を撮られる方もいらっしゃるとか。
「ならば」と一つアイデアを思いつきました。
「毎日一語。ひと月で、定休日を除いた25日分の25語が集まる。ならばそれを小冊子にして無料で配ったらどうだろう」
と。
民間外交にもなるし、客寄せパンダにもなる。もちろん自らの学習の縛り役にもなる。
是こそ一石三鳥、三方両得。
思い立ったが吉日。
この小冊子。
今月末から実行しましょう。
「そうしよう」

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