うとQ世話し 新たな海図が…

2020/10/4-2
(うとQ世話し 新たな海図が…)
「New normalはNo normal」
最早海図なき航海。
今までの常識やスタンダード、既成概念は使えなくなっているようです。
このような時は、前方の海原や足下の海面を見ていると思わぬところへ行ってしまいます。
むしろ空を見上げて星を見、その星になったつもりの俯瞰視点(鳥の目)で進んだ用がいいのかもしれません。
ですが、空に舞い上がるためには、まず、成る丈身軽になる必要があります。
ですので、今までの所有物を意識的に手放して地に置き、グランドゼロにする必要がありそうです。
そうして身軽になって空に舞い上がり、そこから全体を見渡しながら、今までの常識、スタンダード、既成概念に囚われずに「一から考え直して」みる。
その方法としては、全てについてその正反対が正しいと仮定した推論をすることでしょう。
例えば今までが「お金が一番役に立つ」なら、仮定推論の為に敢えて正反対の「お金が一番役に立たない」としたうえで、今後の在り方を考えてみるという具合です。
そうして二番目の方法としては全てを実態(実体)と事実が確認できそうな「名詞」と「動詞」だけを使い、感想や思惑、自分の都合が産みだし、それによって実態(実体)や事実を不透明にしてしまう、名詞を修飾する「形容詞(形容句)」や動詞を修飾する「副詞(副詞句)」を全て省いて考えるようにする事でしょうか。
例えば
「万能なお金」なら単に「お金」とし「カッコよく暮らす」ならこれも単に「暮らす」といった具合に脚色や装飾を極力排してみるわけです。
そうしてそれらを鳥の目で大所高所から俯瞰的に見渡してみる努力をする。
何故なら今のマスメディアやネット社会、ビジネス企業はじめ国やその他団体の多くは、この形容詞(形容句)や副詞(副詞句)にばかり偏って力を入れ我々の目から名詞や動詞の実態(実体)や事実のレベルを覆い隠してばかり来た(している)からです。
例えば「ESG(環境、社会、企業統治)」という名詞レベルで見直す視点が大切なのに、それを形容詞句化して「ESG(企業や活動への)投資」等という具合に。
簡単に言えば
「煙に巻いてきた」
或いは
「まだ性懲りもなく煙に巻き続けている」
さて、それを外して大所高所に立った時、一体何が見えてくるか?
案外、脚色に覆われて見損じていた論理的矛盾や思いもよらぬ斬新な構図、即ち「新たな海図」が見えてくるかもしれません。

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