うとQ世話し「物の気持ちになってみると、あらら、あらま!!」

2021/2/2
(うとQ世話し「物の気持ちになってみると、あらら、あらま!!」)
ちょっと「へぇ~」と思う記事を見かけました。
ネットに載っていた記事なのですが、元はどこかのテレベ局の特集の一部だったようです。
その記事というのは
「使い捨てカイロが思わぬ働きをする」
というのです。
大抵の人は「使い捨てカイロと」言うだけだって、そのまま直ぐ捨ててしまうようなのですが、その特集では、そこからが又「お役立ち」になるというのです。
使い捨てカイロの中身は活性炭、その他なのですが、その活性炭を袋から出して、お皿にのせておくだけで「消臭剤」として使えるというのです。
さらには洗濯物干しに一緒につるしておくと「除湿剤」(即ち早く乾く)にもなるし、部屋干しの匂い消してくれる消臭剤にもなるのだそうで。
そうして最後の極めつけは、使い捨てカイロの成分の中の「鉄分」を取り出してキューブ状にして海や川に放り込んでほったらかしにしておくと「可なりの浄水効果」があるというのです。
無論多数のキューブが必要らしいのですが。
之を見て「全然違った物(商品)でも、その素材や成分に全く別の角度から光を当ててやると、思わぬ効果や再利用が出来る、のだなぁ」
と思いました。
そうしてここからです、更に思ったのは
「自分にはもう用がないから」捨てる。
之というのは、言い方は悪いのですが「自分の事だけ」「人間の事だけ」のお話です。
しかし、ちょっと視点を変えて
「物の立場になってみたらどうだろうか?」
というのが今日の思いつきです。
曰く
「物生(物の人生)一度限り。もう一花を咲かせたい。もう一度お役に立ちたい」
という「もの君(さん)」の気持ちにひと様がなることが出来たら、
「自分のご用だけで終わらせるのはこの子(もの君、さん)がかわいそうだ。もう一花咲かせてやろう」
という発想が生まれ、捨てないで人に譲ってあげたり、他の用途を自分で感が出したりするようになって、思いがけなく遠方の、そのまま捨てていたのでは生涯遭うことすらなかったであろう、人たちとのコミュニケーションが始まったり、新たな用途を考え出そうという知的冒険が始まったりする、あらら、あらま!!
のきっかけにもなるのではないのかなぁ?
と思った次第です。
本日のお話は、人間界の「相手の立場に立って」をもう少し広げて
無生物界の「物の立場にまで立ってみては?」
というお話でございました。

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