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うとQ世話し この考え方はうちのお店だけ?

2021/1/9-4
(うとQ世話し この考え方はうちのお店だけ?)
戦時下、身を賭して、迫害を受けたユダヤ人1000人に通行許可を与えて命を救った杉原千畝。
それまで国内にだけ目をやっていた商務省を世界に目を向けた通商産業省に、これまた身を賭して一大転換させ、その後その長につくかと思いきや、あっさりと身を引いた白洲次郎。
いずれも
「かっこいい」
筋が通っている。筋を通している。
しかし、筋を通すというのは、何が何でも真一文字に通っているわけでもないようです。
遠くから見て一本、一筋に見えるものも、近寄って顕微鏡的に見ると、実は右に左に細かく蛇行していたりします。右にかわし、左にやり過ごしていたりします。
現場では、或いは当時は「風見鶏」「日和見(日和を見ながら態度を決めること)」と揶揄されていたかもしれません。
しかし、時間軸を取り、鳥の目になって俯瞰してみると、遠くからは「一本の線」「一筋」が通っているように見える。
恐らく之が「歴史の答え」なのかもしれません。
そこで話は変わって、今コロナ渦。
この時間軸視点を取っていない結果、何でも同時に両立させようと焦っているようです。
詰まり常にパラ指向(パラレル指向=併走指向)。経済と感染防止の両立という建前。
しかしこれに上述の時間軸視点を取り入れると、シリーズ指向(同時ではなく、順番、優先順位を取り入れた縦つなぎ指向)がうまれ、まずは感染抑止、次に経済再建という立て方が「解」として浮かび上がってきます。
今のパラ指向は、二兎を追うものは一兎を得ずで、時間ばかりがたって結局トータル損失で見ると、却って被害が甚大になる気がします。
確かに、前段の話からすると、コロナ渦は初めてのことなので、ある程度の右往左往、試行錯誤は仕方ないでしょう。ですから、我々も施策について、一挙手一投足毎にあれこれ言っても仕方がない気もします。余り細かく言い過ぎると却って施策実行側が萎縮してしまって思い切った手が打てなくなるのも自分の経験則上よく分ります。
しかし、反面、いくら何でも、我々飲食業者も、今を生きている生身の人間です。
一体いつまでこんなことだらだらやっていりゃ良いんだ?いっそ三ヶ月売上ゼロ。しかしその後1年以内に売上復帰という目の子勘定がたった方が、終わりも見えず生きながらえるより精神衛生上も、借り入れ計画の立案上も良いような気がするのも事実。
ですが、この考え方は自分の店だけなのでしょうか、ね?
当店の場合は感染抑止最優先で、店内食中止、テイクアウトと宅配のみに致しました。
売上推移は、これからチェック致します。

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