(うとQ世話し 懲りない我ら)修正版

2021/9/21
(うとQ世話し 懲りない我ら)修正版
「紆余曲折だらけで、世の中思った通りには行かないもんだ」
と前回の記事で申し上げたのは別に自分の独創的見解でも新規発見でもありません。
既に皆さん重々ご承知の経験則でしょう。
だからこそ「魔法の一振り」や「ドラえもんのポケット」に憧れて、勘所を疲れるとついつい信じ込んだり、だまされたりしてしまう訳です。
かく言う自分もどれだけ巻き上げられたことか。
小は数千円から大は200万円くらいまで。
勿論初動段階で気がついて難を逃れたものも数多ありますが「だましにおいでに来られる方の数」の方が圧倒的に多い関係上だまされる確率から云うと低いのですが、実際件数や一回当たりの金額、又はその累積額となると結構馬鹿にならない数字になっております。
この様に「やらずぼったくり」や「立派な門から入ったら直ぐ裏口だった」という様な場数だけは人一倍踏んできた関係上、最近の座右の銘は
「うまい話にゃ、気をつけろ」
となっております。
そうしてそれを更に補強する為に
「急がば回れ」

「ヒットを打つには地道な訓練」
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤字大でもズルするな」
或いはそのアレンジで
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、終わってみるまで気を抜くな」
更には又その再アレンジで
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、そこでやめとけ皮算用」
とかをとっかえひっかえ、心の中で運用しております。
しかしそれでもだまされます。
というのも「うまい話」でも何でも無いタイプのだましがあるからです。
そう、フィッシング詐欺。
大手のサイトそっくりの中で
「期限が迫っておりますので、速やかに更新してください」
といったような「不安を煽る」切り口で迫ってくる奴です。
魔法の一振りやドラえもんのポケットで見せる世界は「happy」ですが、こちらの方はそれとは正反対に「uncomfortable」や「loss」「miss the final help」をちらつかせる訳です。
観察したところ、此れ等だます側の人々に共通しているのは
「人間のこころは何で動くか」という心理学に極めて精通していることでしょうか。
即ち「自分だけ得をしたい」や「自分だけ損をしてはたまらない」という潜在意識内に存在する根源的心理(深層心理)につけ込んだものです。
「人間は心理の生き物である」という道理(善悪に関係ない物事の自律的メカニズム)を巧く利用し且つ悪用した例と云えるでしょう。
そう、今日も又
「分かっちゃいるけど」ふにゃ、らら、ら~。
言わずと知れた
「世の中在住、懲りない面々」の私共で御座います。
(追記)
本編の様な詐欺事件には至らない迄も、それらを引き起こす温床となる我々各人が持つ「自分だけ心理」への自覚自制が進み、この「スケベ根性」に由来し発生する壮大な活動エネルギーとそれに伴う無駄なCO2の排出量が減れば、今後相当の温暖化ガスが抑制される気もしております。
無論、科学的根拠はまるでありませんが、いいポイントを突いている様な気はしております。

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