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(オマケの英語教室 pro)

2022/1/22
(オマケの英語教室 pro)
「ボギー、ボギー。あんたの時代はよかった」という沢田研二の歌詞を突然思い出し、そのボギーである渋い男の代名詞みたいなハンフリー・ボガードの映画「カサブランカ」の連想から、サハラ砂漠の「外人部隊」を思い出しました。
外人部隊というのは要するに「傭兵集団」で、わかり易く言えば「雇われ兵の集まり」です。
国を問わずお金で動く「戦闘のプロ」
この傭兵を英語に直訳すれば
hired soldier
taxi(タクシー)やhire(ハイヤー)でお馴染みのhireの受身形がhiredで、それに兵士であるsoldierをくっつけてhired soldierという訳です。
(蛇足ですが同じ「雇う」でも古城的に屋というのがemployであるのに対してhireは一時的に、の感が強い様です。わが国では前者を「雇用」といい後者を「求人」というのが常です)
一方この傭兵に対して「職業軍人(professional soldier)」というのがあります。兵役制度で徴兵された軍人に対して軍人である事を恒久的な職業(それで飯を食っている)としている人の事です。
要するに軍人をする事でお金を得ている人達。
では、同じお金の為に働く傭兵と職業軍人とでは何が違うのかと言えば「自国の為」が職業軍人で「国を問わずに」が傭兵という事になります。
別の言い方をすれば忠誠心(mind of royalty)の差ともいえそうです。
ところでここに出てきたprofession又はその形容詞形であるprofessionalという言葉。
前者は
What`s your profession?
と言えば「あなたのご職業は?」
になりますし。
後者はわが国ではよく
「プロ中のプロ」とか
「アルバイトと謂えどもお金を戴いている以上はプロ意識を持て」
とかいう使われ方がされます。
職業倫理に関する所謂「プロ意識(professional mind)」の話。
もっと身近な例では「プロ野球」とか「プロレス」があります。
前者は昔社会人野球との区別の為に「職業野球」等という言われ方もしておりました。
又プロレスはprofessional wrestling の略で自分の子供の頃は力道山とか噛みつきブラッシー何かが有名でした。
因みに相撲の力士はsumo wrestlerです。
話を元に戻しましょう。
ここで出てきた
Profession
という言葉を分解してみると
Pro + fes(sion)となります。
Proはpreと同じで「前で、前もって」の意味を表します。
ではfesとは何か?
これ又毎度ながら辞書を引かずに二つの可能性を想像してみました。
Fesはfestival(お祭り)ではないか?
今一つはfess up(自白する)では?と。
前者であればリオのカーニバルからの連想で「お祭りを目一杯楽しむ為に前もって稼ぐ」のが「職業」pro(pre)+fes.
後者であれば「報酬を戴く前に自分の力量を自白(=自己申告)する」のが「職業(意識)」pro(pre)+fess up
余談)
冒頭のカサブランカでの一シーン
女が
「昨日はどうしていたの?what were you doing, yesterday?」
ボギーが
「そんな昔の事は覚えちゃいないdon`t know so far past」
「明日はどうしているの?what will you be doing, tomorrow?」
「そんな先の事は分からないdon`t know so far future」
シビレました(全て自己流英訳)
「いつか大人になったら女の前でこのセリフを使ってやる」
そう思いました。
英語学習のきっかけなんてそんなもんです。要するにスケベ心でした。

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