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(オマケの英語教室 manual)

2022/6/12
(オマケの英語教室 manual)
Manualと言えば日本語でマニュアル(外来語)
純粋な日本語では手順、手順書。昔流にいえば手本。
それをかなり仕事場に限定して申しますと
「従業員遵守、行動用例要領集」
という感じでしょうか。
是を昨今の従業員気質から捉えますと
「要するにこの通りやっていればいいんですよね?」
で、その裏には
「書いてある通りにやりました。でもそれ以外の事は知りませんよ。書いてない事迄できませんし、何かあっても書いてないそちらが悪いんですから」
という気持ちが見え隠れ。
それを世間が評して
「マニュアル人間」
と。
こういったマニュアル人間が増えますと、マニュアルを作る側も警戒して取り零しや突っ込まれ処がない様にあれもこれもともり込み最後には取説本編前の注意警告文言の様にずらずらと冗長になり下手をすると本編より長くなってしまう場合も出てきます。
早い話こういった場合のmanualは決していい意味では取られておりません。
一言で申し上げますと
「主導権を人間側から奪い隷属又は形骸化させるもの(その反面責任回避の源)」
とでも申しましょうか。
一方話は変わって自動車にはオートマ車(by automatic function operating car)とマニュアル操作車(by manual operating car)の二種類があります。
扱いとしては後者の方が免許取得時の難易度が上で、格式も高くなっております。
その格式が上位にある理由としては
「運転上の判断が全て操作者に委ねられ、操作者はその判断を下せるだけの自動車に関する知識と技量を有する者であるから」
という事なのでしょう。
此処でのmanual(手動操作)の位置づけは上述のmanual(手順書)の位置づけとまるで正反対に
「主導権及び責任が人間側にある」
事になっております。
同じmanualという語なのに意味合いがまるで逆になっている。
ならばこのmanualという語のそもそもの原義は何なのか?
それが気になりだしました。
手順書としてのmanualを別の英語で言えばguide。
受ける側からすれば「導かれるもの」で態としてはpassive(受動的)
一方手動操作としてのmanualは別の英語で言えばby one`s self own。
行う側からすれば「自発自力」で態としてはactive(能動的)
増々正反対。
さてどうしたものか?
で、ふとmanualという字をよく見るとman + ualと見えました。
語幹がman
どういう事?
この語が出来たのは大昔。現代の思潮とは異なっていた筈。
ではその当時の思潮からみてsymbolとしての「男」はどんな意味を持ち役割を担っていたのか?
それでその時代の人間になった積りで考え、思いついた言葉が
Manual=「(長又は手本として自ら)先導する」
別の英語に置き換えるとlead
それを行う人間がleader(リーダー)
となればmanual車はself -leadingでしょうし
Manual本はleading guideに。
合っているかどうかは分りません。
が、是なら合点がいきます。

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