何になりたいのか

自己肯定感を上げる方法を求めて
うっかりたどり着いた自己啓発とビジネスの世界なのですが、
メンターという言葉もつい最近知りました。
お恥ずかしながら…
いわゆる師匠のことですよね。

アメブロをはじめてみようと
勉強のためにいろんな方のブログを拝見したのですが
皆さん似たような写真に似たような理念似たようなデザインで、
オリジナリティは感じられませんでした。
でも、それが面白く興味深くもありました。
変わりたい!個性を生かした起業を!という気持ちは同じだけど
結局周りと同化してしまっている。

女性向け自己啓発の本をいくつか読ませていただいて、
セミナーを受けたり素直にみなさん実践されてるのだと思います。
でも、恐らくそれは真の意味で理解して
自分に落とし込んでいるわけではなく
結局そのメンターの上澄みを
真似ているにすぎないのではないでしょうか。

編集としてたくさんのアーティストや俳優にお会いしてきました。
長年第一線で活躍されている方から
今度デビューする新人まで
10年やってきて100人以上はお会いしてきたと思います。
そこで、長年第一線で活躍されてるとあるアーティストの方が
今の音楽業界を憂いてらっしゃってその理由が、
新人の多くが勉強をしないということでした。

例えば、BUMP OF CHICKENに憧れるバンドが
一時期めちゃくちゃ増えました。
でもバンプのルーツ、各個人のルーツ、
さらにそのルーツになるアーティストのルーツ…と、
そこまで深く掘り下げていくアーティストはあまりいないです。
そうなるともう伸び代なく、世界も狭いままの頭打ちで
どんどん上澄みも薄まっていくので限界がきます。
結局なりたいものがBUMP OF CHICKENでしかないんですよね。
もちろんバンプになれるわけもないので
消えていくという流れになります。

そのアーティストも、日々勉強が当たり前で
ルーツにこそヒントがあるとおっしゃってました。
出来上がってるアーティストだけをリスペクトして、
そこから自分たちのオリジナルを生み出すことなんて無理だと。
自分に過信しすぎだと。
新しいものを生み出すことは楽にはできないということ。
自分の求めるものがあるなら
それを生かすための努力せずして結果など生まれないです。

好きなことならつらくないですよね?
それをつらいと感じて、ラクな方へと
似たような上澄みばかり学んだつもりになっても頭打ちになります。
学ぶことがつらいなら、本当にそれは好きなことなのでしょうか?
「好きなことを仕事にしよう」って言葉の雰囲気で
結局搾取される側になってる人が多いなぁと感じたのでした。


#エッセイ
#企業女子
#メンター
#勉強

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