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ASD(自閉スペクトラム症)の兆候 [ゆっくり育児] その8

ジローはすでに3歳になっていた。
ジローはウィリアムズ症候群とウェスト症候群の2つの障害を持っている。
(ウィリアムズ症候群とウェスト症候群に関しては、[ゆっくり育児] その5 を参照して下さい)

ただ3歳くらいになると第3の障害?である ASD(自閉スペクトラム症)の兆候が出てくるようになった。

落ち着かない(多動)

ジローとはよくお出かけに行くのだが、外出先では常に走っている。しかも遠くへ遠くへ走って行ってしまう。手をプラプラ前に出して、つま先立ち走りで果てしなく走って行ってしまう。

また走ってある程度の所まで行くと疲れてしまうのか、すぐに抱っこを求めてくる。普通に抱っこするだけなら良いのだけど、ジローの場合は抱っこしたまま仰け反るクセがある。仰け反ることによってジローを必死で抱えなければならない。

そこでお出かけの時はベビーカーが必須でなるべく乗せておけくのだが、気になるのがベビーカーに乗せていると、足をプラプラと上下させているのだ。はたから見ればご機嫌良くルンルンと足をプラプラさせているように見えるのだが、私としては多動の一種とみていた。

ベビーカーにのるジローのイメージ

妻に聞いても
 「何かソワソワしてて落ち着き無いよね」
と同じような意見だった。

この私たち夫婦が気になった落ち着きの無さ点は、ASDの大きな特徴である。

こだわりが強い

ジローはタオルを咥えるクセがある。しかもタオルならどれでも良い、と言うわけでは無く特定のタオルだけなのだ。
そのタオルがポルトガルの人気ブランドの JMA のタオルだ ↓

出典:LivinGUT

この写真に大きく写っている青いタオル、これが大のお気に入りなのだ。
他のタオルを渡しても見向きもせずに、この青いタオルをしきりに咥えて歯ぎしりをしている。この青いタオルで無ければダメなのだ。

このこだわりの強さもASDの特徴である。

発語の遅れ

ウィリアムズ症候群の大きな特徴として「社交的でおしゃべり好き」というのがある。誰にでも近寄ってペラペラとおしゃべりをするそうだ。
しかしジローにその兆候は全く無く、一人で遊ぶことが好きだし、発語も遅れている。

発語に至っては「あ〜」とか「う〜」とか「とぅとぅとぅとぅー!」と赤ちゃん言葉しか発せてない。

もちろん私や妻は必死に単語を覚えさせようとしている。
「パ~パ」「マ~マ」「ご飯」など覚えやすい単語をジローの前で何回も教えているのだが、いっこうに覚えてくれない。。。

発語の遅れは ASD の特徴でもある。
おおよそウィリアムズ症候群の症状とはほど遠いので、ホントにウィリアムズ症候群なのか疑ってしまう。(しかし遺伝子検査ではウィリアムズ症候群の結果になっているので間違い無いのだが、、、)

ASDだったとしても、、、、

ASDとは医師から判断されたわけでは無いです。ただジローの行動を見るとASDの兆候がはっきりと見て取れるので、もはや医師の判断は必要無いと思ってます。
ジローはジロー。
ASDだったとしても、それもジローの個性のウチ!

悩んでもしょうが無いので、ウチら親はジローの特性に合わせて育てていくだけ。

ゆっくり育児。

ただジローに合わせて育児に対処すれば良いのだ。





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