【方言シリーズ】パンクブーブーもネタにする「なんしよんかちゃ」
ゆーしんけんの【方言シリーズ】へようこそ。
今回深掘りするのは・・・
「なんしよんかちゃ」
福岡県人の皆さんは「知ってる~」「そうそうっ」と共感しつつ楽しんでくださいね。
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『M-1グランプリ2009』で優勝したパンクブーブーも、福岡ローカルで漫才を披露する際にネタにすることがあります。
パンクブーブーは佐藤哲夫が大分県出身で、黒瀬純が福岡県出身。
佐藤哲夫によると、福岡県といえば女の子が博多弁で「なんしよーと」と声をかけてくるような、カワイイ印象があったそう。
ところが、はじめて福岡県を訪れたとき、いきなり「なんしよんかちゃ」と言われてびびったというのです。
「なんしよんかちゃ」のニュアンスについては、パンクブーブーの動画が見つからなかったため、福岡よしもと の動画を貼らせていただきました。
参考までにご覧下さい。
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【方言シリーズ】「びびんこしちゃろう」の思い出 で触れたように福岡県でも北九州エリア、福岡エリアでは違う方言を使うことが少なくありません。
福岡エリアのいわゆる博多弁では「なんしよーと」(何してるの?)と言いますが、北九州エリアでは「なんしよんかちゃ」と言うことがあります。
考えてみてください。予備知識無しで「なんしよんかちゃ」と言われたら、まるでハリーポッターに出てきそうな呪文のように聞こえませんか?
ちなみに福岡県では博多華丸・大吉が街をアポなしロケするバラエティ番組『華丸・大吉のなんしようと?』(テレビ西日本)が長年放送されており、それも手伝って「なんしよーと」は広く知られています。
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ここからは私の個人的見解になります。
北九州市門司区は関門海峡を隔ててお隣に山口県下関市があるのですが、方言や訛りがどこか似ているようです。
山口県でも「なんしよん」と言いますし、語尾に「~ちゃ」をつけるところも似ています。
「これ片付けといて」を「これなおしといて」と言うところや、ものもらいを「めいぼ」と言うのも同じ。
木などのささくれが刺さったときは「すいばりが刺さった」と言います。
博多弁と北九州弁に違いがあるのは、そんな地域差が関係しているのではないでしょうか。
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ゆーしんけんの【方言シリーズ】、最後までお読みいただきありがとうございました。
福岡県に限らず、おもしろい方言があれば取り上げる予定ですので、またお付き合いいただけると幸いです。
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