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「大学生活を充実させたい!」新入生に贈るとても詳しいサークル選びガイドー後編

 こんにちは。UTFR1年の渡邉です。サークル選びガイド前編に続いて、後編を紹介していきます。前編よりもより具体的な話も多いので、ぜひ参考にしてみてください。おすすめサークル紹介などもありますよ!

サークル選びの失敗談

 ここまで、様々なサークル選びのコツを伝授してきましたが、UTFRメンバーの中にはサークル選びに失敗した経験がある人が多くいました。新入生の皆さんが先輩のような失敗をしないように、今回は様々なサークル選び失敗談をお伝えしていこうと思います。きちんと確認しておきましょう。

音楽系サークルに2年間所属していたが、通常練習に加え合宿、更に運営がのしかかり、いつしか嫌々参加するようになっていた。同期が少なく、「自分が辞めたら運営がもっと大変になるから辞めてはいけない」という思いがあったが、今となってはもっと早く辞めておけば良かったという後悔が残る。


 運営の様子などは、新歓のときにはなかなか見えづらい部分ですよね。それぞれのサークルも忙しさはなかなかアピールしたがらないですし、自分から聞かないとなかなか情報を得られない部分でしょう。

 私自身、運営ではないですが、部活動の活動頻度を少なめに伝えられた経験があります。海外に渡航するサークルへの参加を検討していたので、長期休みに海外に行っても大丈夫かと聞くと、「きちんと言えば大丈夫」と伝えられたのですが、他の先輩に聞くとあり得ないとのこと…。メンバーによって考え方が違う場合もありますし、そのサークルの色々なメンバーに聞いたり、他のサークルのメンバーや上クラの先輩に評判を確認してみるのも手でしょう。それでも「入ってみたら想像と違った!」という場合は、サークル絞りの話でも出ましたが、行きたくない気持ちが大きくなったらやめてしまいましょう。サークル・部活は完全に任意の活動です。

規模の大きいサークルで知り合いを増やしたかった
インカレに入らなかったこと、東大は女子率が低いから出会いの場がゼロ

 規模の小さい団体のみに所属していると、仲良くなる反面、知り合いが増えないというのも確かでしょう。あまり活動頻度は高くなくても、知り合い作りのために所属している人の多いサークルは多いので、知り合いが欲しい!という人は大きな団体に入るのも良いでしょう。

 後者は切実な意見ですね。残念ながら理系の皆さんは女子がクラスに少ないでしょう。私のクラスは男30:女5です!男子校出身で、やっと共学に入れると思ったらほぼ男子校だった、という意見も時々聞きます笑。インカレサークルに入るのも一つの手でしょうが、学内にも、女子が沢山所属しているサークルは沢山あります!私も所属していますが、MISという国際系サークルやスポーツ愛好会という学内スポーツサークルは、女子の友達を作りたい女子が沢山集まっています。また、サークルだけに出会いを求めなくても、バイトや授業でも機会はあると思いますので、どの程度重視するかは個人によるかな、と思います。

入るのが1番楽な新入生のときに、もっと色々入っておきたかった、学内テニサーに入りたいなら早めに動く、テニサー一個くらい新歓行きたかった


 これは入る時期の話ですね!意外と盲点になっている人が多いですが、学内テニスサークルなどは、入会締め切りがあります。男子は4月初め、女子は4月末だったような気がしますが確認してみてください。4月はものすごく多くの新歓活動が行われているので、あっという間に時間が過ぎてしまいますが、なんだかんだ時間があると思ってしまいがちです。しかし、ゆっくりしていると、入りたいサークルに入れなかったという場合もあるので、興味のあるサークルの説明会には、4月中のうちに積極的に参加しましょう。私は参加し過ぎてほぼ毎日のようにタダでご飯を食べていました。笑

 でも、色々参加したおかげでマイナーなサークルも沢山見つけられましたし、自分のやりたいことができているな、と感じています。また、入会制限を設けていないサークルであっても、やはり途中からは雰囲気から参加しづらいというものもあるでしょう。サークルに入りやすい時期というのは5月中までだと考えておくと良いかもしれませんね。もちろんサークルによっては秋新歓を行っているサークルや常時受け付けているサークルもありますし、2年生から1年生に混じっての参加を認めているサークルもあります。サークルを絞り出す夏頃や落ち着いた2年生になって新しく手を出したい気持ちになったら、諦めずに参加してみましょうね。

 他にはこんな失敗談がありました。

個人的には学ぶことが少ないサークルは楽しそうだと思う反面参加しようとなかなか思えなかった。
某大規模サークルに所属した際、「友人がいるから」という理由だけでよく考えずパート選びをしてしまった。
マネタイズを狙ってそうなとこはめんどくさくなりがち
内部の人が合わないっていうことに帰結すると思う。
最初にもっとたくさんの新歓に行き、いろいろなサークルに入っておけばよかった。

 サークル選びの際に重視することとつながっているものが多いように思うので、もう一度、新歓活動に参加する際には良く確認をしてみましょう。

UTFRの他のサークルとの違い

 これまで色々なサークル選びのコツをお伝えしてきましたが、私たち、UTFRはどんな団体なのか、他のサークルとどんな違いがあるのか、簡単にご紹介したいと思います。

 私たちは、東大常連校でない高校から孤独に東大を目指した東大生の交流の場であるとともに、同じような孤独な環境から東大を目指す高校生を支援する活動を行っています。
入会の目安は東大生が1人、旧帝大10人未満の高校または通信制高校や高卒認定者ですが、これに該当していなくても、やる気などによっては入会が可能なこともあります。ご興味のある方はぜひ入会フォームを送ってみてください。

 では、そんな私たちUTFRですが、UTFRと他のサークルとの違いをメンバーに聞いてみました。圧倒的に多かった意見はこの2つです。

「サークルの中ではかなり活動的で自由度が高い」

「構成員の能力・関心などが多種多様」

 UTFRでは、高校生に対する支援をベースに、活動を拡大して行っています。弊団体noteにも活動内容が紹介されていますが、石垣島の高校生に対する支援や書籍の出版など、多くの活動を行っています。また、1年生から活動に対する意見を発信しやすく、様々な学年のメンバーが活動に関与しています。2年間で終わってしまうサークルが多いとの話をしたと思いますが、UTFRは1年生から大学院生まで所属することができるので、進学の話などを色々と聞くことができたり、シケプリ(試験対策プリント)を手に入れやすかったりすることもメリットですよ!

 また、UTFRの特性上、構成メンバーはとても多様です。面白い特技を持っている人や自分とは異なる興味を持っている人にも沢山会うことができます。また、自分を持っていたり、自分とは何かについてきちんと考えている人が多いです。一方で、孤独な環境から東大を目指した経験を共有しているので、紐帯を持って活動している点も他にはみられない点でしょう。

 いかがでしたか?少しでもUTFRの良さを分かっていただけたでしょうか。成長したい、何かプロジェクトのようなものをやってみたい、そんな新入生にとっては、とてもおすすめのサークルですよ。

UTFRメンバーによる他サークル紹介

 長かったサークル選びガイドも、いよいよ最後になりました。色々なポイントを紹介してきたとは言え、孤独に東大を目指したから友達も先輩もいなく、どんなサークルが良いのかわからない!という人も多いでしょう。そんな新入生の皆さんのために、UTFRメンバーによるサークル紹介を行いたいと思います。ここで紹介するのはメンバーの所属団体であって、サークルのほんの一部ではありますが、ぜひ、サークル探しの入門として参考にしてみてください。

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①書評誌「ひろば」
その名の通り、書評誌『ひろば』を編集する10名前後の団体。東大有数(私見)の自由さが自慢。多くの東大生に自分の推し本を紹介できる。大学生協書籍部の下部組織であり、生協の他団体との共同活動も企画されている。
Twitter:hiroba_UT
HP:https://hiroba-ut.jimdofree.comhttps://hiroba-ut.jimdofree.com

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②MIS
東南アジアに行って問題を見つけ、プロジェクトを行うサークル。課題解決・プロジェクトの組み立てを学ぶことができるだけでなく、現地の人の役に立てた時はとても達成感がある。また、チームで3度も一緒に渡航に行くので、一生物の友達を作ることができる。お金はかかるけど、ボランティアに興味があったり、大学生活これをした!と言えるような経験が欲しい人にはおすすめ。
Twitter:mis2012leaders
Instagram:mis_kouhou
HP:http://misleaders.stars.ne.jp

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③東京大学珈琲同好会
大学に入ったあなたに、一生涯の趣味を。
Twitter:utcoffeeclub
Instagram:utokyo_coffee
HP:https://www.utcoffeeclub.com

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④東京大学放送研究会
東大・お茶女を中心とした色んな大学の学生が参加するインカレサークルです。ラジオパート・アナウンスパート・映像パートに別れ活動していますが、パート間の垣根を超え、放送関係であればどんなことでも出来る機材と機会が揃っています。また、Nコン上位入賞者も在籍しており、しっかりと放送に向き合うことができるサークルです。定期的な番組発表会や学祭での生ラジオ、Nコン出場を目指して、火金の週二回活動しています。
Twitter:toudaihouken
youtube:UCjqu2M76eTRDPglL_Ti1ROA
HP:https://utbc.jp

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⑤ウガンダ野球を支援する会
東アフリカの国ウガンダで、野球文化を普及させる活動や現地の野球リーグ支援を行っています。2年に1回ウガンダを訪問する他、学祭でウガンダ産のコーヒー紅茶を販売、日本の独立リーグ挑戦の支援等を行っています。気楽に所属できる国際協力サークルなので、少しでも国際協力に興味がある方、野球が好きな方の兼サー先にオススメです!
Twitter:ug_bas
Instagram:ugbas.info
HP:http://ugbas.web.fc2.com

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⑥スポーツ愛好会バドミントンパート
学内最大のスポーツサークル・スポーツ愛好会のうちの一つ、バドミントンパートです!
初心者・経験者、イベントだけ参加したい人・月2回くらいやりたい人・週6でバドしたい人、みんな歓迎です。
他のパートとの交流もあるので学内にたっっっっくさん友達できます!
Twitter:shinkan_badopa
HP:http://badopa17.web.fc2.com/Introduction.htm

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⑦スポーツ愛好会テニスパート
学内二大テニスサークルのうちの1つ。とにかくたくさんの新入生が入るので、知り合いが少ない!とりあえず増やしたい!という非進学校民には特におすすめ!
Twitter:2020Slatenipa

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⑧法と社会と人権ゼミ、通称川人ゼミ
金5。駒場でおそらく最長の歴史を持つ自主ゼミ。社会問題の当事者、アナリスト、解決への試みのお話をキャンパス内外で聴き、時にゼミ生間で議論する。科類問わない。
弁護士の方々が指導者な事もあり文1多め。

金5は川人先生や呼んでくださる方の講義。
そのほか放課後や空きコマでフィールドワーク。パートリーダーというポジションになれば、フィールドワークのアポをアポを取れる。
慶應の教授呼んだり社会起業家呼んだり省庁行ったり沖縄行ったり…数えきれない。

私に主体的なリサーチを行う技能がなかったのが悪いっちゃ悪いのですが、その訓練機会が制度的に確保されているわけではなかったのが唯一期待外れだったかもしれない。まぁ前期終わってからも社会を調べ続ける動機付けがなされたからよかったか。

ゼミの規模は100人くらいの大所帯で友達も作りやすい。
Sセメは単位でない、Aはレポート書けば出る(はず)。2Sで卒業という通例になっているので、Aセメに入ると先輩がいない。Sから入っちゃうのが個人的お勧め。
Twitter:kawahito_jinken
HP:semi.htm

⑨STEMS UT
(4月にとりあえずサークルに入ったものの定着せずこれからどうしようという社会不適合みのある)暇人を募集してるので新歓は5月末〜6月です。最終手段としてどうぞ。
Twitter:stems_ut
HP:utsweetheart

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⑩瀧本ゼミ企業分析パート

投資家思考×行動力=インパクト

上場企業の企業分析を通じて、濃密なリサーチに基づく意思決定とはなんたるかについて学ぶ超ガチゼミ。
なぜかUTFRのメンバーが多く在籍している/いた。

ゼミ設立者の瀧本哲史曰く、「まあまあレベルの人は、Tゼミには不要だし、そういう人ばかりになったら、Tゼミは解散です」
そのため、持ってきた発表がボコボコにされ、50枚くらいあるスライドの発表が3枚目くらいで燃え尽きてしまうこともある。
ただでさえ入ゼミ倍率10倍程度なのに、半年ごとに、成果が不十分ならば除籍となるFIRE制度のせいで同期がゴリゴリ消えていく。
努力が100%報われるようなゲームでは全然ないので、かなりしんどいと思うし、万人に勧められるようなゼミではないのですが、「正しい少数派」が勝つゲームなので、UTFR適格のようなメンバーはパフォームしやすいはず。
Twitter:takimoto_semi
HP:https://t-semi.jp

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⑪東京大学フィロムジカ交響楽団

インカレのオーケストラサークル。
東大率は高いものの、早稲田、慶応、東京理科、東京女子、日本女子をはじめとする様々な大学の学生が男女問わず在籍。オーケストラ団体の中では練習頻度や厳しさ、レベルなどのバランスが程良い。団費もオケ団体の中ではトップレベルに安いはず。また東大生の占める割合も高く、東大生にとって居心地の良いサークルだと思います。
もちろん東大女子もたくさん在籍しています!!!
特に打楽器奏者急募中!
Twitter:ut_philomusica
HP:http://philomusica.sakura.ne.jp

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⑫UTSummer

中高生向けの対話キャンプの企画、運営をおこなっているサークルです。
3年前にできた新しいサークルです。各メンバーの意見を尊重しながら中高生が安心して対話できる場づくりを行っています。
専門分野も教育から哲学、建築など幅広く、多様なメンバーが在籍しています。
UTFRと兼サーしている人も複数います!
Twitter:UTSHinohara
HP:http://utsummer.jp

 さて、書き始めたら前編、後編と本当に長いサークル選びガイドとなってしまいましたが、そのくらい、サークル選びは奥が深いです。特に東京大学には、数え切れないほどのサークルが存在するため、自分にあったサークルを見つけるには沢山リサーチし、実際に新歓活動に参加してみることが必要になるでしょう。人によっては大学生活の大きな部分を占めるサークル活動です。このサークル選びガイドを参考に、少しでも多くの新入生が充実した後悔のない大学生活を送ってもらえれば嬉しいです!これから始まる大学生活を、思いっきり楽しみましょう!

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

UTFRは、東大合格者がほぼ排出されない学校から東大に進学した現役東大生の集団です。
メンバーの「第二の母校」という互助団体の側面と、過去の自分たちと似た境遇の中高生・受験生を支援する教育団体としての側面があります。
UTFRホームページ
https://utfr-todai.com/

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