見出し画像

4/30のutena music field

ひたすらピアノの日

今日は、オンラインレッスンもなしで、一日ピアノを弾くという贅沢な日でした。思えば、utena drawingは私自身にとっても自分の音楽を振り返るツールになっていて、ずっと育ててくれ続けているのだけれども、その自分のピアノと向きあってその成果を自分の為に生かす、確かめる、という作業は抜け落ちたままだったのでした。いつか、と思いながら。

音がどこへ向かおうとしているのか。

指先が触れる瞬間にどんな音を選択するのか。

このモティーフはどこのどの音へむかい、どこへ収束していくのか。

複雑に絡む音のそれぞれの軌道と行方を自分ごととして追って行けるか。

そしてこの曲のこの曲たる意味は。

響き。と 行方、と、空間、

時間に沿っていくものと、時間を超えていくもの。

曲と自分が重なったときの、身体だけでもない、心だけでもない嬉しさ。

堪能。

この時々猛烈に襲ってくる不安感のなか、それでも泉は湧いてくるもので、セレクトがモーツァルトなのも随分救われてるんだと思ったり。いいなあ、モーツァルト。この、時間を糸のしなりにあわせて紡いでいく感じ。

画像1

音楽を描く有料記事あげました。

「音楽を描くワークショップ」no1はなんと、これまで5人からのオススメを頂き、伝わるものになりえてたのかなとホッとしています。昨日2つ目の記事を上げました。リピートしていただいた方も多く、なんともありがたいこと。

これはもっと宣伝しなければ、なのですが、そのへんはとても下手です。救ってやろうという方がおられたら、お願いいたします。コロナでそれどころではない、という人もしばし、ここに集中してみるのもよし、かもと思うのです。少し自分を取り戻す時間になれば。

オンラインレッスンをやっていて、感じるのは、オンラインではノウハウは伝えられても、なかなか、ノウハウの間にある、ナイーブなものが伝わりにくい。ということです。でも、伝わりにくいから、逆に、キチンと自分の感覚でつかもうと身を乗り出して、能動的にその細やかなものを受け取ろう、という姿勢もうまれてきたりするもんなんだなと。だから、オンライン、悪いばかりではない。リアルに同じ場にいたら、受け身で素通りしてしまうものを「え?」と何度も訪ね直したりしながら、やり直したりしながら。

その、ナイーブなところ、でできているのがこのワークなのかもと思います。どうしてもノウハウを伝えようとしてしまう。でも、大事なのは、そこじゃない、そうなると、一般的な動画で全部伝えてしまう、ということは、考えられなかった。どこでも立ち止まって、自分のペースでできる方法として、今の形は良かったかなと思っています。

さて、私も、ピアノもっと良くなりそうだから、明日も頑張ってみます。

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!