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聞こえてくるものとゆるくつながる

小学6年生の utena drawing 
身体が走りすぎて、うまく音楽と連動しない、って子は多くいます。
近年の傾向かなとも思います。

昭和の子はゆっくりで、なかなか動かないタイプの子のほうが
多かった気がしますねー。

身体の焦りを穏やかにして、
音の速度(音楽の速度ではなくて)に歩調があうように
重いクレヨンを使いました。

クレヨンはシュトックマー社のブロッククレヨン。

画像だけ見ると、絵画療法のようでもありますが、
utena.m.fは聴覚との連動を大切に考えています。

こういう方法は、発達障害の子達にも、よい影響があるのを
肌で感じます。
いきなりピアノはそうそううまくいかないけれど、
描いているときは、穏やかに身体と内面と奏でている音とが
一つのフィールドに集まるのかな、と思います。
描いた後の、緊張の解けた顔(ピアノ弾かなくていいしー)
そして何度も描くうちに馴染んでくる曲。
演奏は描く前と後とではずいぶん違ってきます。

「描きながら考える」サニー・ブラウン著 クロスメディア・パブリッシング

という本によると、
何もしないで聴くより、なにか落書きしながら聴いたほうが
より集中力が増すのだとか。
これは私は実感として感じますね。

集中する場所が生まれる、といったらいいのかな、
緊張による集中ではなくて むしろ弛緩による集中。




愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!