身体の深さ
身体にはみずうみのような深さがある。
音楽と関わっていると、そう感じる時があります。
身体が反応してできるという世界観の中で
見えている音楽は、どこかまだよそよそしい。
演奏に応じて、理解に応じて、練習に応じて
身体は深いところから 動きを導こうとする。
できないことが、できるようになったとき、
できなかった頃の身体はもういなくていいのだろうか?
その軌跡が、身体の深度になっていくような気がするから
最初から問題なくできる、という身体とは違う道筋を辿ってそこに辿り着いている。
”私”はわからない身体を選んで生まれてきたのかもしれない。
身体の深さをゆくために。
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utena drawing発展プログラムの参加者さんから、
これまでの体験や感想をお聞きしました。
発展プログラムでは、個人ワークやグループでのワークのほかに、
理論を理解してもらえるようにしています。
それは私が
「音程感やリズム感がよくなったり、演奏がスムーズになれば目標達成」
ということに深い違和感を持っているからです。
utena drawingは確かにリズムや音程感の安定や手助けになる。
もでそれを振り回す気にはなれない。
音楽の深さは身体の深さでもあると思います。
ともに、身体の深さを求めていく仲間を探しているのかもしれない。
求む、友よ!
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愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!