なにごとも力ずくでは動かない
久しぶりに布団を干してて、気がついたことがあります。
昨日は梅雨の合間の良いお天気でした。風も爽やか。
うちは、いつもこんな感じで、お二階からひさしにお布団を広げて干します。
昔乍らの綿布団で、昨日、綿は何様梅雨でじっとりと重くなっていました。
そのうえ、私は少々肩が傷んでいて、ちょっと身体も思うように動かないし、そしてなによりちょっとめんどくさい。
いつもなら、窓からひらりと布団を投げるだけで平らに広がる楽しい作業なのに、昨日に限ってどの布団も折り曲がって重なってクチャっとなってしまうんです。風も嫌な感じでいたずらします、なんか調子狂う。
それを、痛い肩を無理にうごかしてなんとかしようとばたばた振り回すのだけど何度やってもへチャッとなってしまう、もういいかーと一度はあきらめたのですが・・
ん?
と思って、もう一度布団を少し持ち上げて、空気のはらみ具合と、布団の重みと大きさと、布団の一番向こうの両端への流れをちょっと意識しながら、ひょいと流れに乗せて振ってみたら、なんのことはない、なんにも力はいらなくって布団は自分でストンと広がってくれました。
なんだ、いつもこうしていたのに。
なにかきっといつもよりちょっと布団が重くて、いつもよりちょっと風が吹いていて、いつもよりちょっと肩が重かった、それで、いつもと違う手応えにうんと力ずくでやっつけてしまおうとしていたらしい。
力ではなく方向。
これはピアノでも同じ。
生徒のレッスンでも同じ。
農作業でも同じ。
よくきいて、見極めて、あとは委ねる。
だな。
写真は散歩途中で見た月。
右手前の白い点はクチナシの花、夕方香りが濃厚に漂っていました。
んで、今日の昼ごはん。
去年の半田そうめんと、
庭でとってきたばかりの
紫蘇とアスパラガスと小松菜
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!