やさしい羊

新年の初レッスン

新年に入って、生徒たち、それぞれ、お母さんにつつかれながら
「あけましておめでとうございます。」
と、はにかみながら挨拶したあと、
お母さんが立ち去ると、いつもの調子でわいわいとレッスンがはじまります。
今年は、「お正月にお餅を何個食べたか」と聞くことにしてて、
返ってくる返事は
みんな、一つ、とか たべなかった、とか。
今どきはそうなのね〜。
いい感じに曲が仕上がっている生徒が多く、
冬至の会の後だからかな。
このイベントの後は必ず生徒たちの意識が変わるのを感じます。


今週はドローイングが必要な場面もたくさんでした。
一番上の写真は、年長さんが 拍子の揺れ感を味わいつつ描いたもの。
「やさしい羊」この曲は、私が作成したテキストの挿入曲。
3拍子がわかっていないと歌えない曲なので、みんな意外と苦労するようです。


バイエルは、理解の早い生徒に渡しているテキスト。71番。
伴奏が刻むので、それに引きずられないように、メロディをのびやかに弾いてもらおうと描いたもの。きれいに描くのではなく、そのときの体感が音楽にあってくるように誘導します。


始めたばかりの年長さんと描くおなじみのでんでんむし。なかなか良い手つき。



5年生。ブルグミュラーの25の練習曲集のなかの「タランテラ」
舞踏病の話をしたら、乗ってきてよく練習してきてます。
イメージが浮かんだんでしょうかね。
この8分の6拍子は、自分でカウントしにくいようで、
みんな、だいたいちゃんとしたリズムで弾けない。彼女もその一人。
理論的にはわかっているはず。問題はアタックのタイミング。
なので、アタックの練習をしてから 8分の6拍子のリズム・3拍ごとの打ち込みにあわせて、描いてみたもの。
もちろん、問題なく、すんなりと体感でつかめたよう。


昨日は、愛媛の大人向け「音楽を描く」講座もあった。
それはまた別の記事に。


新年明けて、生徒たちのかお見て、やっぱり楽しいなあ。
この仕事、好きだなあ。
去年はいろいろありました。
でも、ピアノだけはずっと弾いていて、
それが、いいんだと思いました。
だから、子どもたちに教えたいのは、そういうこと、です。

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!