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楽譜を描きたくなる

うちの音楽教室は教室ではなくて「音楽室」と呼んでいます。
生徒たちが自分で音楽が生み出せるように、さまざまな工夫をしています。

子どもたちの楽譜を描きたい思い

そんな、音楽室で起こる出来事のひとつ。
生徒が突然楽譜になにか描いてくる現象。

ぶきみなやしき

子どもは自分で体験した印象をアウトプットしたい生きもの。
おままごととか、お人形あそびとか、すきですよね。

音楽室でのやりとりのなか
子どもたちが
楽譜をそうした「くらしの生きた脈」のなかで捉え
ある日、おもいついて五線紙を広げ、
自由になにか、書いてみたくなる。

そこでどんな空想が展開してるんでしょうか。
白い音符と黒い音符が踊っています。
自分で考えたお休みのマーク

(おやこれは、古い記譜法のロンガのマークにそっくり。なにゆえ?)


わたりどり・かだんには

言いたいことはたくさんある。
添削しようと思えば、いくらでもできる。
でも、子どもたちは、
誰に言われるでもなく、自分で描いたのです!
たのしいなあ、うれしいなあとおもいながら。

しかも、習ったこと、例えばおやすみとか、白い音符のゆったりした感じとか、
まるで日記をつけるように、そこには学んだことの体験があらわれていて、
おとながあれこれいうフィールドの出来事でないことは
みてとることができます。

影響はおとえほん?

なんで、こんなふうに子どもたちは楽譜を書きたがるのかと
思い返すのに、
うちの音楽室utena music field で一番最初に渡す楽譜
「おとえおほん」の影響はおおきいのかもしれない。


手作りなので、なんというか、ぼこぼこ感あります。
でも子どもたちには「自分にもできそう」な感じがするんでしょうかね。

ほんとは、もう一度書き直したいんです。
おとえほん。
なかなか時間が取れない。





愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!