感性とやさしさ

 小澤勲「ケアってなんだろう」の中で、「感性を求めるのではなく、〈技術としてのやさしさ〉を求めたほうがよい」と示している。
 この文章と出逢い、感性とやさしさについて自問自答している。感性って?やさしさって?目に見えないモノを問われても意味が分からないと言う人もいるのではないかと思われる。
 看護もサービス業である。とはいえ、常に24時間同じ感情で過ごすことは困難を極める。神や仏ぐらいしか成すことができないかもしれない。しかしながら、看護師は世の中では白衣の天使と呼ばれ、常にやさしさを求められる。サービス業であるが故に、この求められることに応えていくことも使命でもある。裸の王様では生き残っていけない。
 この目に見えない感性とは・・・
 感性が豊かな人は、自然と相手の苦しさや悲しさ、もどかしさを表情や言動、仕草などから感知し、それに応じた関わりが自然と実践できる。これが相手にとってやさしさと捉えられるのではないかと考えられる。
 残念ながら感性が乏しい人も確かに存在する。人は一長一短であるが故に、感性が乏しくとも、他に優れている人も多くいる。
 誰しもができる「技術としてのやさしさ」とは・・・何かを考え続ける。まだまだ言語化できない。具体的に言語化できれば・・・・
 

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