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在宅勤務で終わらせない!プチワーケーションのススメ
私が現在勤めているPayPay株式会社は2020年9月からWFA(Work From Anywhere at Anytime)に突入した。感染症防止の観点もあるが、会社に来なくても会社は回ると首脳陣が悟ったことが大きい。この後、オフィスは想像と対話の場となり、業務の軸はオフィス以外の場所に移っていく。
「在宅勤務」というくくりにしない
この制度、完全在宅勤務制度と言うとわかりやすいかもしれない。ただ、Work from anywhereという制度であり、Work at homeではない。働く場所は自由だ。会社によっては近い制度になっているところもあるかもしれない。
現在、メンバーと業務上の疑問解決を直接行うべく、私は週1回程度出勤している。出勤時には頭が冴える。駅や街には刺激が溢れている。さまざまな人を見るだけでも結構な刺激になる。新しい情報にもたくさん増える。馴染みの通勤経路に新しいお店を発見したりもする。街に繰り出すだけでも結構な刺激になる。アメリカ版「転石苔を生せず」だ。
この刺激を得ずに家だけで仕事して、せいぜいスーパーや飲食店へ買い物に行く生活で本当に良好な精神状態や良いアウトプットは出し続けられるのか?疑問が生じている。
プチワーケーションのススメ
そこで「プチワーケーション」が登場する。日帰りで勤務地を変え、楽しみながら仕事をする。本当は泊まりまで昇華させるといいのかもしれないが、私はまだ4歳の子も入れて3人子供がいるので簡単に家を空けられない。小学生の子もいるので平日家族で休んでというわけにもいかない。なので「プチ」だ。
鎌倉の由比ヶ浜でプチワーケーションのチャレンジをした。
湘南新宿ラインを使って鎌倉へ。グリーン車にすれば移動中も仕事ができる。平日の朝の下りはガラガラだ。
新宿から鎌倉まで1時間少々。鎌倉から江ノ電で2駅。由比ヶ浜へ。
お昼のお蕎麦屋さんを予約し、海沿いのカフェへ。独自Wi-Fi完備の目的だったカフェ(Daisy's Cafe)は当日お休みだった。
仕方ないので、近くあった、かき氷屋さんへ。下調べがなかったので、ドキドキしながら入った。
Cups。残念ながら電源やお店独自Wi-Fiはなかったが、とても雰囲気の良いお店だった。誰もお客さんがいなかったので、イヤフォンを付けてオンライン会議にも参加できた。
かき氷もいただく。オーガニックかき氷。
3時間ほど業務を行い、お昼休みに。近くにあるまつばら庵へ。
美味しく蕎麦もいただいた。比較的業務の少ない日を狙って繰り出したのでそこまで負荷もなく、業務を終えた。
これ旅行記じゃないか?と思うかもしれないが、これが仕事と休暇を組み合わせたプチワーケーションだと思っている。
楽しんだらケシカラン、仕事は遊びじゃないんだ、そんな強迫観念に囚われたら思考も閉鎖的になってしまう。メリハリを付けた業務を行う。日々の「いつも」に特別な時間を積み上げていくのが人生だと思ってる。
プチワーケーションの種類は色々
今回は旅行形式だったが、プチワーケーションの楽しみは色々ある。こちらは「江戸遊」。湯Workと呼ばれるコワーキングスペースのある温浴施設だ。
仕事の合間にひとっ風呂。浴衣で仕事。仕事終わりに岩盤浴やサウナで汗をかき、おいしいビールを飲む。そんなワーケーションも可能だ。
湯Work部分はかつての温浴施設を改良したもの。サウナだったスペースは会議室となっており、3時間まで無料で利用できる。もちろん、独自Wi-Fiも電源も完備だ。
こういった施設はこれからも増えていくだろう。これから寒くなってきたら箱根で一仕事なんても楽しいかもしれない。
他にも、1日1か所ずつの神社&カフェ巡り、宇都宮で昼晩の餃子巡りなんてのも面白いと思ってる。
日々の作業や会議の多くは家やオフィスに近い環境での業務のほうが効率はよいだろう。でも、そんな毎日だけでは気が滅入る。想像力も乏しくなる。だからプチワーケーションで日々に彩りを添える。
ぜひ、リモートワークで気が滅入り気味のみなさんにチャレンジしてもらいたい。
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