【読書感想文】プラットフォームの教科書♯8

○読んだ本
プラットフォームの教科書

○読んだ理由
プラットフォームビジネスを企画・創出するための知見を探して

○所感
国内外の様々なプラットフォームの事例を体系的に記載しているが、いずれの事例もメジャーで真新しいものはない、また期待していた、企画・創出する、という観点ではなく、粛々と体系的に学ぶ感じの内容であった。(ちょっと期待していた本と違ったかな。。。)

○学んだこと/ポイント
・プラットフォームの特徴は、急速に成長、一人勝ち、突然一人勝ちがくつがえされる。
・プラットフォームはその上に乗って機能を果たす製品やサービスを必要とする。例:クレジットカード
・Googleの発想は少数のプロが価値を提供する従来型から協力プレイヤーの存在を前提に変換したこと。プラットフォームは他のプレイヤーの協力を前提としている。
・産業の構造がレイヤー化する。各階層に担い手がいる。プラットフォーム(土台)+保管製品で成立。消費者は各レイヤーの製品を組み合わせて使う。
・プラットフォームには媒介型、基盤型、その融合に大別される。
・基盤型→ゲーム機+ゲームソフト
・媒介型→ネットオークションやホテル予約、クレジットカードなど。
・プラットフォームの特徴は、先発優位、規模の効果、ネットワーク効果
・収益源をマネーサイド、無料またはコスト割れでサービスを受ける側をサブシディサイドという。
・LINEの成長はスマホ特化がきっかけ。スタンプ・無料通話+TVCMで大きく成長した。現在は企業向けAPIも提供
・iPhoneは機種を限定→アクセサリーが充実→競争力を増した。
・プラットフォームの成長のためのチキンエッグ問題→展望(VIEW)で補完プレイヤーを引きつけることが重要
・アップルはアプリへの課金をiTunes経由で行うことを義務付け7%を課金。


例:

Tポイント、Google、Facebook、Apple、Suica、ヤフオク、ウーバー、Airbnb、ウインドウズOS、LINE、メルカリ、テスラ、変身ベルト、妖怪ウォッチ、イオンモール、コマツのスマートコンストラクション、ARM、じゃらん、楽天トラベル。ぐるなび、食べログ


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