【読書感想文】3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略♯6

○読んだ本
3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略

○読んだ理由
まさに今、自分がやりたい事業の方向性(社会課題解決・パートナー)に合致していると感じ、業務に生かせると感じた。

○所感
・大きなビジネスを立ち上げてきてノウハウが集約されている凄みを感じた。
・背景、内容、進め方と、架空の小説という構成がわかりやすく、本書の目的に合致している自分にとっては、学びが非常に大きかった。
・唯一残念なのは、コンサルの立場の都合か、具体的な成功内容に言及されておらず、架空小説もちょっと浅いのが残念。

○学んだこと/ポイント
・米国は古参企業も新規事業を通じて成長している。日本は成長していない。
・ネットフリックスは2つの強み、視聴者に直接アクセスできる、視聴データを保有している。それらを武器に自前制作で成功した。
・大風呂敷を広げる。孫正義社長は自らを法螺吹きという。富士フイルムの戸田雄三常務も「嘘はつかないが法螺は吹く」と公言。日本企業はもpっと大きな絵を描くべき。
・ソニーは書籍リーダーで品質では買っていたがビジネスで負けた。アマゾンは大きな構想を作り、出版社や作家が儲かる仕組みを作り、最初は赤字からスタートし、市場を作ることに成功した。
・日本事業がつながれない理由1「自前主義」「強い業界意識」「弱い官民の連携」
・日本企業はロビイングが弱い。社会に意義があれば、法律は作れる、変えられる。
・業界と業界の間にビジネスが転がっている。かつての進出すれば成功できる成長分野(保険・住宅・コンビニ)は今後はもうない。
・スマートグリッドはITとエネルギーをつなげることで生まれた。
・フックと回収エンジン。三菱地所は丸の内にを魅力的にして人を集め、賃料でビジネスとして回収。
・CDは海外との価格勝負で日本は負けた。DVDでは、三菱化学は、特定の技術以外はオープンにし、製造は台湾メーカーに任せることで高い利益率を保持した。
・ダイキンは格力と組んで中国事業に成功した。インバータの技術を活かしつつ、生産は中国に任せる、結果、安価に作れる生産技術を日本に逆輸入することもできた。
・ビジネスプロデュースの5つのステップ
1.構想する 2.戦略を立てる 3.連携する 4.ルールを作る 5.実行する。
・研究・技術は一つではなく、組み合わせるのが良い。研究者にはその構想ができない。
・企業連携する際の、企業側のメリットは収益だけとは限らない。顧客との接点や、連携できることそのものがメリットのこともある。
・最初のパートナーが大事。その後の方向性が変わる。
・KPIをきちんと握ることが大事。事業の継続性の判断。進捗の確認など。

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