鬼と遊びますか?どうしますか?
相手が鬼だと知っていれば一緒に遊ぼうとは思わないでしょう。
では相手が自分と同じくらいの子供だったら?
相手が自分の欲しいものをくれると言ったら?
自分に親切にしてくれたら?
村のおばばや、大人のいいつけを破って一緒に遊んでしまうかもしれません。
廣嶋玲子さんの作品、鬼遊びシリーズ。春・夏・秋・冬の鬼たちが、季節に合った遊びを子どもたちに持ちかけます。遊びではない場合もありますが、その季節に合いそうな事柄です。
『鬼遊び 髑髏(しゃれこうべ)の手まり歌』
今回私が読んだ鬼遊びは、秋の鬼たちが出てくる作品です。
・お月見
・かくれんぼ
・ゆびきりげんまん
・虫聞き
・通りゃんせ
・お手玉
いい子もいれば悪い子もいます。悪い子がそのまま鬼に捕まることもあれば、改心をして知恵を絞り鬼に勝つ子もいます。悪い子ばかりじゃない、だけどいい子ばかりじゃない。
心が弱っている時、苦しみや怒りでいっぱいになっている時、自分はエライんだと思っている時、鬼の甘言にのらずにいられるでしょうか。ちょっとこわいお話です。
このお話の中では「虫聞き」がお気に入り。
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