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【読書】大江戸科学捜査八丁堀おゆうシリーズ7『妖刀は怪盗を招く』

「最近、〇〇さんの本を読んでないな。最新刊はどうなったんだろう」

非常事態宣言、パンデミック、そういったことが起こる前、年に1度の割合で読んでいた作家さんのシリーズ最新作を、見かけていないことに気がつきました。

ネットで検索してみると、2作品ほど読んでいない続編があるようです。

「あれば読みたいな」

休日に図書室へ本を返しに行き、本棚を探してみたらありました。

最近、図書室内に狭いスペースでも置ける本棚を増やしたようで、本の位置が変わっていました。大きな変化ではありませんが、以前とは雰囲気が違うので新鮮な思いで眺めます。

増えていく本の収納には司書さんも頭を悩ませていますね。以前はシリーズで並べていた本も、奥にしまわれてしまったようです。

寂しい気持ちもありますが、新しい作品が並ぶのも心が躍るものです。

今回手にした本は、大江戸科学捜査八丁堀おゆうシリーズ7『妖刀は怪盗を招く』です。

主人公である関口優佳の家は江戸とつながっています。亡くなった祖母から受け継いだ家ですが、どうやら祖母は江戸での暮らしを楽しんでいたようでした。

優佳は江戸で、おゆうと名乗り、江戸と現代との二重生活を送るようになりました。おゆうは、江戸で起こる事件に首を突っ込むようになり、好奇心と想いを寄せる伝三郎を助けるために一肌脱ぎます。

江戸では解明できないことも、現代の科学を使えば解決に導けることを知っています。

知り合いの宇田川という青年に協力を頼み、現代の優秀な機器を使って事件を解決し、ついには十手を預かるようにもなりました。

今回は、江戸を騒がせる鼠小僧や、徳川家と関係のある妖刀が関わるお話です。

貧乏長屋に放り込まれた小判。長屋の住人が、気味悪がって届け出るところから話は始まります。

江戸に指紋収集キットやドローン、スタンガン、インカムを持ちこむので、なんとなくハラハラしますね。



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